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Pachypodium Densicaule

恵比寿大黒

Pachypodium Densicaule 恵比寿大黒

ウチの子はまるまるです。

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惑のハイブリッドパキポ、“パキポディウム・デンシカウレ”です。


古くから親しまれている数少ないパキポディウムの交配種で、“恵比寿大黒”という和名で呼ばれています。

パキポディウムの代表種、'Pachypodium densiflorum'(シバ女王の玉櫛)と、ユニークな株姿で人気の'Pachypodium brevicaule'(恵比寿笑い)を掛け合わせたハイブリッドです。

学名は正式なものではありませんが、デンシフローラム(densiflorum)+ ブレビカウレ(brevicaule)÷2 = デンシカウレ(densi-caule)となります。

恵比寿笑いは特徴的な見た目で人気があるけど性質は気難しい、、、
デンシフローラムは普及種だけど、とても丈夫、、、
そんな両種を掛け合わせて、両者の特徴を併せ持った丈夫なパキポが作出されたようです。

恵比寿大黒の特徴としては、千差万別のその姿にあります。
株によって姿が全く異なり、ひとつとして同じ形にはなりません。
ちなみに恵比寿笑いの血が濃いものは、親種同様にいろんなところから芽を出して成長し、デンシフローラムの血が濃いものは、比較的背が高く、トゲをたくさん出して成長する傾向があります。

なお未確認情報ですが、恵比寿大黒は日本の著名な栽培家が作出されたとか。

性質も非常に丈夫で、形も面白いため、パキポ初心者にも安心して進められる優良種です。


【科・属】

Apocynaceae Pachypodium
キョウチクトウ科パキポディウム属

【原産地】

日本?

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
パキポディウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要です。

日光が不足すると幹や枝が徒長しやすくなり、日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。

また、風通しの悪い場所ではカイガラムシが発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉や花芽が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

恵比寿大黒は寒さに弱いため、冬は日光のよく当たる暖かい場所で管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。