isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Pachypodium densiflorum

シバ女王の玉櫛

Pachypodium densiflorum シバ女王の玉櫛

とげとげ

Pachypodium densiflorum シバ女王の玉櫛 image_1 Pachypodium densiflorum シバ女王の玉櫛 image_2 Pachypodium densiflorum シバ女王の玉櫛 image_3 Pachypodium densiflorum シバ女王の玉櫛 image_4
キポディウムの代表種、“パキポディウム・デンシフローラム”です。


マダガスカル中央部、海抜1,000mまでの南北にかけての広い範囲が原産です。
乾燥した平原や、平原に点在する花崗岩で形成された残丘などに自生しています。

種小名の 'densiflorum' は、“密集した花の”という意味があり、ラテン語の 'Dense'(密集した、濃い)+ 'florum'(花)の合成語です。
和名には“シバ女王の玉櫛”という名が与えられています。

数あるパキポディウムの中でももっとも名前の知れた種ではないでしょうか?
太い胴体、トゲだらけの枝、緑の葉、黄色い花と、パキポディウムの代表的な要素を兼ね備えた種です。

銀白色の硬い表皮をもった幹は横に広がるように成長し、最大で1mほどの大きさに育つこともあるそうです。
幹から生えた太い枝には太く鋭いトゲが生えていますが、成長するに従い徐々に脱落していきます。

倒卵形をした葉は濃いグリーンをしており、肉厚なしっかりとした印象。

春になると枝の成長点付近から長い花柄を伸ばし、黄色い花を咲かせます。
種小名からも想像できるとおり、花は密集したようにいくつも咲かせ、なかなか豪華な雰囲気です。

ちなみに和名の元になった“シバ女王”は、アフリカ大陸に存在した古代国家に由来しているのですが、なぜかマダガスカル原産のこの種に使用されています。
“玉櫛”(たまぐし)は太い枝から玉櫛見立てたのでしょうか?

性質が気難しい種が多いパキポディウムの中でもかなり丈夫なので、パキポ初心者の方にもオススメの種です。


【科・属】

Apocynaceae Pachypodium
キョウチクトウ科パキポディウム属

【原産地】

マダガスカル中央部

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
パキポディウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要です。
日光が不足すると幹や枝が徒長しやすくなり、日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。

また、風通しの悪い場所ではカイガラムシが発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。

春になると葉や花芽が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

パキポディウム・デンシフローラムは寒さに弱いため、冬は日光のよく当たる暖かい場所で管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。