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Monadenium sp. 'Tanzania Red'

モナデニウム sp. 'タンザニア・レッド'

Monadenium sp. 'Tanzania Red' モナデニウム sp. 'タンザニア・レッド'

モナデニウムの最美種、通称“タンザニア・レッド”です

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い赤肌が人気の『不明種』、通称“モナデニウム sp. タンザニア・レッド”です。


昔からその存在は有名ですが、未だに正式な学名がよく分からないまま流通している不思議な種です。

単純に“モナデニウム・タンザニア”という投げやりな名前で呼ばれていることもあります。
こんなに魅力的な種なのにかわいそうですね。

'Monadenium schubei'(モナデニウム・シューベイ:蒼竜閣)の赤化個体だという説もあるのですが、葉が取れた跡にできる突起部分や葉の形状が大きく異なるため、一概に同種だ、とは言えない雰囲気を持っています。

真っ赤に染まる肌が最大の特徴で、太陽によく当てるほど赤みを増すとても美しいモナデニウムです。
個人的にはモナデニウム属の中で最も美しい種だと思います。

成長点に近い箇所ほど赤くなりやすく、根元のほうになると濃緑色の肌をしています。
葉っぱは赤が混じったツヤのある濃いグリーンで、赤い肌とのコントラストがとても美しい姿に。

また花はクリーム色をしていて、こちらも赤肌によく映え、とても目立ちます。
花は休眠に入る前に咲き始めるため、場合によってはクリスマスシーズンまで咲いていることもあります。

花の色や形は 'Monadenium schubei' に似ているので、もしからしたら同種かもしれませんが確実なことは言えません、、、
誰かこの種について詳細なソースをお持ちの方はぜひ教えてください。


【科・属】

Euphorbiaceae Monadenium
トウダイグサ科モナデニウム属

【原産地】

タンザニア?

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
モナデニウム sp. “タンザニア・レッド”は日光が不足すると、特徴である赤肌の色が薄くなってしまいます。
また日光不足や風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

モナデニウムはユーフォルビアの近縁種のため、ユーフォルビアと同様に根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

モナデニウム sp. “タンザニア・レッド”は寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。