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Euphorbia alfredii

ユーフォルビア・アルフレディー

Euphorbia alfredii ユーフォルビア・アルフレディー

満開の様子

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しい花の柱状種、“ユーフォルビア・アルフレディー”です。


マダガスカル北西部 - アンツィラナナ州のアンビローブ(Ambilobe)近郊で発見された比較的新しい種で、石灰岩の岩場のような場所に自生しています。

種小名の 'alfredii' は発見者でもあり著名な園芸家、アルフレッド・ラザフィンドラツィラ氏(Mr. Alfred Razafindratsira)の名をとって命名されました。

同属で見た目のよく似た 'Euphorbia ankarensis' の近縁種でもあります。

ユーフォルビア・アルフレディーの最大の特徴はその美しい花で、葉が展開し始める前にまず花が咲きます。
薄いクリーム色からピンク色の花は円筒形のラッパのような形をしており、頭頂部から垂れ下がり、鈴なりに。
とてもキレイなのですが、どうしてもカツラをかぶった河童の様に見えてしまいます。どうでしょう?

花が枯れたあとは濃いグリーンをした楕円形の大きな葉っぱを旺盛に生やし、成長期には別の植物のようにも見えます。

凹凸のあるライトブラウンの幹はややふっくらと膨らみながら上へとゆっくり伸びていき、30-40cmほどの高さにまで成長します。
ただ成長はゆっくりなのでその高さになるまでは相当な年月がかかるのでしょうね。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

マダガスカル - アンツィラナナ州アンビローブ(Ambilobe)

【置き場所】

夏は若干遮光した明るい場所で管理します。
真夏の直射日光が強すぎるとユーフォルビア・アルフレディーの特徴である大きな葉が萎びてしまうことがあります。
真夏を除いたその他の季節は一年を通して日のあたる場所で管理します。

日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。
水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・アルフレディーは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。