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Matelea cyclophylla

マテレア・シクロフィラ

Matelea cyclophylla マテレア・シクロフィラ

ポッポッと花を咲かせました

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キシコ原産の塊根性珍種ガガイモ、“マテレア・シクロフィラ”です。


メキシコ中部 - ハリスコ州(Jalisco)からオアハカ州(Oaxaca)にかけてが原産で、乾燥した草原の岩の陰や松の根元に自生しています。
種小名の 'cyclophylla' は、ラテン語の 'cyclo'(丸い)+ 'phylla'(葉:folium)の合成語で、“丸い葉をした”という意味があります。
また、古くは 'Gonolobus cyclophyllus' という学名が与えられていたようです。

一目で目につく大きくヒビ割れた塊根が特徴で、他の塊根植物にはない独特の雰囲気を持っています。
ヒビ割れた塊根といえば、コーデックスマニアの間で大人気の 'Dioscorea elephantipes'(亀甲竜)を思い浮かべますが、それとはまた違った質感をしています。マテレア・シクロフィラは小株のうちはツルっとした表皮をしていますが、年数が経つにつれどんどん細かくヒビ割れていきます。
また弾力のあるコルク質の表皮は、古株になるほど白みを帯びてきます。

暖かくなってくると塊根からは太いツル状の枝を伸ばしはじめ、そこから大きな葉を展開します。
種小名は“丸い葉の”という意味になりますが、そこまで『丸い』といった印象はありませんね。
乾燥しきったようなヒビ割れた塊根から、濃いダークグリーンの葉が青々と繁る様子はアンバランスな魅力があります。

またマテレア・シクロフィラはガガイモ科ならではの不思議な形状の花も大きな見どころ。
初夏から秋にかけて2-3cmほどの大きさの、まるでヒトデのような形状の花を咲かせます。
花の色は暗緑色から黒紫に近い色をしていますが、個体や産地によって異なるようで、様々なバリエーションが存在するようです。
他のガガイモ科同様に花からは腐肉臭を出し、ハエを呼び寄せてポリネーター(花粉媒介者)として利用します。

性質も比較的丈夫で、過湿と真冬の低温さえ気をつければ特に難しいところはありません。
難点といえば、塊根の成長が遅くなかなか大きく育ってくれないところ。

あまり流通量はありませんが、『花』良し、『葉』良し、『塊根』良しと三拍子揃ったお勧めのコーデックスです。


【科・属】

Asclepiadaceae Matelea
ガガイモ科マテレア属

【原産地】

メキシコ - ハリスコ州(Jalisco)、オアハカ州(Oaxaca)

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
また、腐敗しやすくもなりますので、硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。
ただし照り返しの強い場所や、潅水の回数が少ない場合は葉が焼けてしまうことがあります。その場合は適度に遮光した環境で管理しましょう。

【水やり】

休眠明けの春は、土が乾いてから天気の良い日に水やりをします。
成長期である夏は、直射日光の当たる場所では頻繁に水やりしても問題ありません。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
また春に芽吹きだしてからも、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

マテレア・シクロフィラは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。