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Ipomoea welwitschii

イポメア・ウェルウィッチー

Ipomoea welwitschii イポメア・ウェルウィッチー

横に伸びていく葉

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華な花が美しい塊根性朝顔、“イポメア・ウェルウィッチー”です。


スーダン南部から、ボツワナまでのアフリカ大陸中央部の広い範囲が原産です。
標高300-1,500mまでのサバンナや低木林地帯の砂質の土壌に自生しています。

種小名の 'welwitschii' は、オーストリアの植物学者、フリードリッヒ・マルティン・ヨセフ・ウェルウィッチ博士(Dr. Friedrich Martin Josef Welwitsch)の名をとって命名されました。

塊根の直径15cmほどの大きさに育つ中型のイポメアで、塊根の表面は木質化した硬い表皮で覆われています。

イモの頂点付近からはやや直立した茎を伸ばし、そこから細長い線形の葉を展開します。

イポメア・ウェルウィッチーは、同属の人気種 'Ipomoea holubii'(イポメア・ホルビー)に比べるとイモの大きさはそこまで大きくはなりませんが,とても大きく綺麗な花を咲かせます。
花の大きさだけなら巨大な塊根を持ったホルビーにも劣らない大きさで、こぶりのイモから豪華な花が楽しめる点が良いですね。
また、ホルビーは小さい株のうちは花付きが悪いのですが、ウェルウィッチーは子供の拳大ぐらいの大きさでも十分花を付けてくれます。

花の色は白地に中心部がピンクで、花びらにも微妙なピンク色の筋がきれいに入ります。

暑い季節に調子良く育てると次々と開花してくれるため、イモも花も楽しみたい人にはお勧めのコーデックスです。


【科・属】

Convolvulaceae Ipomoea
ヒルガオ科イポメア属

【原産地】

ボツワナ、アンゴラ、ジンバブエ、ザンビア、ナミビア

【置き場所】

一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
日光が不足するとツルが徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
また、イポメア・ウェルウィッチーは直射日光が不足すると花付きも悪くなり、腐敗しやすくもなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
イポメア・ウェルウィッチーは成長期である真夏は毎日潅水した方がより旺盛にイモから蔓を伸ばし、花芽もつきやすいようです。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

イポメア・ウェルウィッチーは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。