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Ipomoea holubii

イポメア・ホルビー

Ipomoea holubii イポメア・ホルビー

朝顔のような花

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しく大きな花を咲かせる塊根朝顔の王様、“イポメア・ホルビー”です。


アフリカ南央部の広い範囲に分布しており、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナなどが原産です。
岩の多く点在する低木地帯や草原に自生しています。

種小名の 'holubii' は、チェコの植物学者、ヨセフ・ホラブ博士(Josef Holub)の名をとって命名されました。

丸々とした塊根から繊細なツルを伸ばし、暑い時期に朝顔のような、とってもキレイな花を咲かせ楽しませてくれる塊根性の朝顔の仲間です。。
塊根は大きく育つと20cm近い大きさにまで育つこともあるようです。

姿・形と美しい花とのギャップから多肉植物愛好家にはとても重宝されていて、その堂々とした佇まいは必見です。
花は朝顔と同じく昼下がりには萎んでしまうのが残念なところです。

イポメア・ホルビーはとても成長が遅く、一年に1cmも成長しません。
本来、自生地ではイモの部分は地中にあるのですが、一般的にはイモは露出させて栽培されています。
確かにこんな立派なイモは常に見ていたくなる気持ちは十分わかりますが、完全に地中に埋めて栽培したほうが成長は良いようです。

とてもよく似た仲間に、'Ipomoea bolusiana' という種もいます。
ホルビーはボルシアーナのシノニム(同種異名)扱いされる場合も多いのですが、わずかな違いもあります。

花の色・形はほとんど同じといっていいほど似ているのですが、葉っぱの形状に特徴があります。
両種ともに細長い葉をしていますが、ボルシアーナの葉は“皮針形”(葉の両端が尖り、葉の下部が幅広)、
ホルビーの葉は先端が針状には尖らず、長円形になるのが特徴です。また、ホルビーの方がツルが長く、多花性という説もあります。
非常に分かりにくい違いですが、、、


【科・属】

Convolvulaceae Ipomoea
ヒルガオ科イポメア属

【原産地】

ボツワナ、ナミビア

【置き場所】

一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
日光が不足するとツルが徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
また、ホルビーは直射日光が不足すると花付きも悪くなり、腐敗しやすくもなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
イポメア・ホルビーは成長期である真夏は毎日潅水した方がより旺盛にイモから蔓を伸ばし、花芽もつきやすいようです。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

イポメア・ホルビーは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。