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Adenia lindenii

アデニア・リンデニー

Adenia lindenii アデニア・リンデニー

美しい葉と塊根が魅力

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デニア属有数の美種、“アデニア・リンデニー”です。


タンザニア南東部 - モロゴロ州が原産で、標高500mほどの低木林の中に自生しています。

種小名の 'lindenii' は、19世紀に活躍したベルギーの植物学者、ジャン・ジュール・ランダン氏(Jean Jules Linden)の名字をとって命名されました。

塊根からツルを伸ばす熱帯性のコーデックスプランツで、自生地では塊根は地面の中に埋まっています。
緑色がかったベージュの塊根は、直径30-40cmほどの大きさに成長することもあるそうです。

アデニア・リンデニーの特徴はなんといってもその葉の模様にあります。
中心が大きく飛び出たホコ先状の葉の中心部には、クリームがかった白い複雑な模様が現れます。
斑入りのようにも見えるその模様は、葉の地味な種が多いアデニア属の中でも有数の鑑賞性を誇ります。

同じアデニア属でも繊細で美しい葉を持った 'Adenia kirkii'(アデニア・キルキー)とはまた違った派手な美しさですね。

花はまだ未見ですが、緑がかった小さく地味な花を咲かせるそうです。

塊根も葉も楽しめる、なかなか稀有な存在のお勧めコーデックスプランツです。


【科・属】

Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属

【原産地】

マダガスカル

【置き場所】

適度に日光のあたる場所で管理します。
アデニア・リンデニーはあまり日光の強い場所で管理すると葉が焼けてしまいます。
寒冷紗などで遮光した場所や、適度な日照時間を確保できる場所で管理しましょう。
ただし、あまり暗い場所で管理するとツルが間延びしやすいため、ある程度の日光は確保しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
成長期は水を好むため、土が乾き切る前に水やりするようにします。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アデニア・リンデニーは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。