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Euphorbia horrida

ユーフォルビア・ホリダ

Euphorbia horrida ユーフォルビア・ホリダ

鋭くて攻撃的な見た目をしているユーフォルビア・ホリダ

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ーフォルビアの代表ともいえる人気種、“ユーフォルビア・ホリダ”です。


南アフリカ - 東ケープ州のウィローモア(Willowmore)からグラハムズタウン(Grahamstown)にかけてが原産で、乾燥した丘陵の岩場などに自生しています。

種小名の 'horrida' は、ラテン語で“トゲだらけの、剛毛の”という意味があり、ユーフォルビア・ホリダのその見た目から名づけられたようです。
日本では“怪偉玉”、“恐針キリン”という仰々しい名の和名もあるようですが、一般的には学名どおり“ホリダ”と呼ばれています。

多肉植物をよく知らない人にはサボテンにしか見えない、全身から鋭いトゲが生えた株姿がホリダの特徴です。
このトゲのように見えるものは、花が咲いた後の花柄が硬質化して残ったもので、花はヒダのようになった“稜”(りょう)の部分から生えてきます。

花は“サイアチア”と呼ばれるユーフォルビア属に共通した杯状の花を咲かせます(杯状花序)。
花の色は咲いた直後は鮮やかな緑色や赤色をしていますが、花が枯れてくるとともに茶色や黒に変化し、花柄だけがトゲとなって残り続けます。

自生地では高さ1m近くまで育つこともあるそうで、ある程度の大きさになると株元から仔株を出し始めます。

ホリダには沢山の変種や形状違い、園芸品種が知られており、シマシマ模様が美しいゼブラタイプ、トゲの鋭い強針タイプ、ゲンコツホリダと呼ばれる小型タイプ、肌が真っ白な白衣タイプなど、、、一概にまとめきれないほどのバリエーションが存在します。


近年ではDNAによる分類の結果、ユーフォルビア・ホリダは非常によく似た見た目をした 'Euphorbia polygona'(ユーフォルビア・ポリゴナ)の変種であるという説もあるそうです(Euphorbia polygona var. horrida)。
ちなみにホリダの稜の部分は一般的には12-16ぐらいに分れており、この稜の数でポリゴナと見分けることもできます。

古くから国内外でもホリダの方が圧倒的に有名で人気もあったため、ホリダがポリゴナの変種になるという結論は何とも違和感があります。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - 東ケープ州

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。ホリダは日光が不足すると形が崩れやすくなってしまいます。
株が大きくなってくると直射日光下で元気に成長しますが、小さい株は日光が強すぎると焼けてしまうこともあります。
株が未熟なうちは少し遮光した方が安全です。

また、ホリダは肌の表面が白く粉ふいているタイプが多いので、雨があたると頭頂部の花粉や汚れが流れ落ち、肌が汚れてしまうことがあります。
成長期でも雨の当たらない場所で管理しましょう。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期の夏は土が完全に乾いてから水やりをします。
ホリダのような球形のユーフォルビアは体内に水をたくさん貯めることができる為、水やりは他のユーフォルビアより少なめにしましょう。
また、球が大きい古株ほど間隔はあけるようにしましょう。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、春までは断水気味に管理します。
ただ、ユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に一度ぐらい土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防しましょう。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いているぐらいが良いでしょう。

ホリダは潅水する際に頭から水をかけると、頭頂部の花粉や汚れが流れ落ち、肌が汚れてしまうことがありますので、水差しなどで株元に潅水するようにしましょう。

【肥料】

成長期の夏に数回、ごく薄めた液肥を与えます。

【適温】

ホリダはユーフォルビアの中でもかなり寒さに強いほうです。
日光の良く当たる、0度以上を確保できる場所なら屋外でも越冬できます。
その際は雨や雪のかからない場所で管理しましょう。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
また、株が小さいうちは屋内で越冬させましょう。