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Tylecodon wallichii

奇峰錦

Tylecodon wallichii 奇峰錦

力強く成長した“奇峰錦”ことチレコドン・ワリチー

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妙な見た目が人気の冬型種、“チレコドン・ワリチー”です。


ナミビアから南アフリカにかけての乾燥地帯、ナマカランドが原産。
国境を流れるオレンジ川より北に広がる大ナマカランド中央部が主な自生地です。

種小名の 'wallichii' は、19世紀前半に多くの植物標本を収集したデンマークの外科医でもある植物学者、ナサニエル・ウォーリッチ博士(Dr. Nathaniel Wallich)に由来しています。

太い主幹からいくつにも分岐した枝を持つ株姿が特徴で、チレコドン属の中でも人気のある珍種です。
成長点近くの、前年に葉の枯れ落ちた枝は白っぽい灰色をしているのですが、時間が経過するに従い黄土色っぽい色に変わってきます。

涼しい季節になると、細長い円筒状の多肉質な葉を上に向かって勢い良く伸ばし成長します。
また、葉の枯れ落ちた跡は突起となって残り、成長するに従ってますます迫力が出てきます。

その奇妙で特徴的な見た目からか“奇峰錦”という和名が名づけられています。
確かに葉が枯れ落ちた姿はトルコの奇岩群“カッパドキア”やマダガスカルの“ツィンギー”にも似た雰囲気があります。
しかし、主に斑入り種に与えられる“錦”の部分は何に由来しているのでしょうか、、、?

ちなみに同属の 'Tylecodon cacalioides'(鐘鬼)という種がいますが、見た目がとても良く似ているので間違えないようにしましょう。


【科・属】

Crassulaceae Tylecodon
ベンケイソウ科チレコドン属

【原産地】

ナミビア、南アフリカ

【置き場所】

成長期である秋から春にかけては、直射日光のよく当たる場所で管理します。
寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて、屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。

暖かくなってくると葉が落ち始めるので、その頃から少し遮光をし、風通しの良い場所で管理します。
夏の蒸し暑さに弱いので休眠中もなるべく蒸らさず涼しく過ごさせます。

【水やり】

夏の終わり頃の涼しくなってきた頃に徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので、少しづつ水やりします。
また、チレコドン・ワリチーは水が多すぎると枝が長く徒長しやすくなるので、丈の詰まった株にするには水やりは控えめにします。

春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は完全に断水します。
チレコドン・ワリチーは大きな株でも、暑い時期に水をあげると腐ってしまうことがありますので注意しましょう。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

チレコドン・ワリチーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。