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Operculicarya pachypus

オペルクリカリア・パキプス

Operculicarya pachypus オペルクリカリア・パキプス

塊根植物の最人気種、オペルクリカリア・パキプス

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っしりした株姿が人気のコーデックスプランツの王様、“オペルクリカリア・パキプス”です。


マダガスカル南西部、トゥリアーラ(Toliara)の一部の地域が原産。
標高500mまでの落葉性の乾燥林の岩の上や、痩せた砂質の土壌に自生してます。

種小名の 'pachypus' は、ラテン語の 'pachus'(太い、ずんぐりした) + 'pous'(足) という単語の合成語で、'Pachypodium' などと同じような意味になります。

成熟した株は1m程度の高さにまで成長するウルシ科のコーデックスプランツです。

灰色のコルクのような樹皮のイボイボがパキプスの大きな魅力のひとつ。
大木にならないとはいえ、その幹はどっしりと樽状に太り、かなりの存在感を放ちます。

暑い季節になると旺盛に細い枝を伸ばし、そのゴツい幹には見合わない小くて丸い葉っぱを旺盛に茂らせます。
ツヤのある葉っぱは太陽の下でキラキラと輝き、ますますパキプスの魅力を引き立ててくれます。

秋も深まり涼しくなってくると、休眠に入るため葉を落とすのですが、葉が落ちる直前には日本の広葉樹のように赤く染まり、紅葉を楽しむこともできます。

ある程度の大きさになると、緑がかった淡い白からクリーム色のとても小さな花が咲きます。
ちなみにオペルクリカリア属は雌雄異株なので、種を取るためには雄株・雌株が必要です。

成長は非常に遅く、細い枝は旺盛に伸びるのですが、幹はなかなか太りません。
それでも年月がたつと、どっしりした巨木のミニチュアのような素晴らしい樹形になります。
また長く伸びた枝は適度に剪定した方がコンパクトに育ちます。

近年では乱獲によって自生地の個体数が激減し、ワシントン条約の対象種に指定されました。
生涯をかけて育てることもできる非常に寿命の長い植物なので、持っている方は大切に末長く育ててあげてください。

よく似た仲間に 'Operculicarya decaryi' という種もいます。

オペルクリカリア・デカリーは成木になると10mを超える大型種のため、成長するにつれて両種の違いは一目瞭然となりますが、小さな株のうちは見分けるのはとても困難。
そこで簡単な見分け方として、枝の形状に注目してみましょう。
パキプスは枝がジグザグに伸びていきますが、デカリーは枝のジグザグがとても緩やかで横に向かうように枝が伸びていきます。
特に大きく育った株はその特徴が顕著ですが、小さな株でもその特徴はある程度出ているため、もしどちらから分らなくなった場合は参考にしてみてください。


【科・属】

Anacardiaceae Operculicarya
ウルシ科オペルクリカリア属

【原産地】

マダガスカル - トゥリアーラ州(Toliara)

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる明るい場所で管理します。
オペルクリカリア・パキプスは日光が不足すると細い枝が徒長し、まとまりのない、だらしない姿になってしまいます。
温室などで管理されていた株を直射日光下に置くと葉が若干焼けることがありますが、なるべく長時間日光に当てたほうが締まった良い株に育ちます。

また、かっちりとした形良い株にするためにも風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は用土が完全に乾燥する前にたっぷりと水やりします。
風通しの良い屋外の直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。
梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは基本的に断水管理します。

ただし休眠中も月に数回、軽く用土を湿らせると細かい根が完全に枯死することが防げ、翌春以降の立ち上がりが良い場合があります。
寒い時期に水やりする場合は好天の続く気温が高い日を狙って午前中にごく少量の水やりし、気温の下がる夜間までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきましょう。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

オペルクリカリア・パキプスは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。