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Operculicarya decaryi

オペルクリカリア・デカリー

Operculicarya decaryi オペルクリカリア・デカリー

がっしりした幹が魅力のオペルクリカリア・デカリー

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ダガスカル産の人気コーデックスプランツ、“オペルクリカリア・デカリー”です。


マダガスカル南西部、トゥリアラ州(Toliara)の広い範囲に渡って分布しています。
標高700mまでのディディエレア属の繁る疎林や、開けた平地の草原などに自生しています。

種小名の 'decaryi' は、マダガスカルの博物学に貢献したフランス人博物学者、レイモンド・デカリー博士(Dr. Raymond Decary)の名をとって命名されました。
ちなみに自生地であるマダガスカルではジャビリー(jabily)という名で呼ばれています。

成長すると幅1m、高さ9mほどの大きさにまで成長することもある大型種で、多肉植物というよりは樹木に近いウルシ科の植物です。

一般的には盆栽作りで広く栽培されており、栽培環境下ではせいぜい数十cmから1mほどにしかなりません。
小さな株は細長い樹形をしていますが、成長するにしたがって緩やかな紡錘形となっていきます。

オペルクリカリア・デカリーは地中には太くうねったような形状の塊茎を多数形成します。
なお、株が小さいうちは塊茎はどんどん太りますが、地表に出ている幹は細いままです。
ある程度塊茎が充実してくると、ようやく幹も太りだします。

幹を覆う表皮は硬くしっかりとした質感で灰褐色から赤茶色をしており、表面は僅かな凹凸があります。

幹の頂点からは細く長い枝を伸ばし、そこから光沢のある羽状に連なった小さな丸い葉を出します。
この小さな葉っぱは盆栽作りする上でバランス的にちょうど良く、カッチリとした幹との対比も面白いところがデカリーが広く栽培されている理由かも知れません。

株が小さいうちは同属の人気種、 'Operculicarya pachypus'(オペルクリカリア・パキプス) とよく似た見た目をしています。

ちなみに両種を見分けるポイントは花の色にあり、デカリーはエンジ色の花、パキプスはクリーム色から淡い黄緑色の花を咲かせます。
ですが、花はある程度の大きさに育たないと咲かないため、小さな株を見分ける方法にはなりません。
そんな場合は枝の形状に注目しましょう。
パキプスの枝は強くジグザグとしているのに対し、デカリーはジグザグが緩く、横に向かって枝が伸びていきます。

オペルクリカリア属は数百年単位で成長する植物のため、成長速度は非常に緩慢です。
それでも本種は小型種のパキプスに比べると成長は少しだけですが早いため、盆栽を作りこむつもりでじっくりと育ててみてください。


【科・属】

Anacardiaceae Operculicarya
ウルシ科オペルクリカリア属

【原産地】

マダガスカル - トゥリアーラ州(Toliara)

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる明るい場所で管理します。
オペルクリカリア・デカリーは日光が不足すると細い枝が徒長し、まとまりのない、だらしない姿になってしまいます。
温室などで管理されていた株を直射日光下に置くと葉が若干焼けることがありますが、なるべく長時間日光に当てたほうが締まった良い株に育ちます。

また、かっちりとした形良い株にするためにも風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。
梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。

春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきましょう。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

オペルクリカリア・デカリーは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。