Mestoklema tuberosum
メストクレマ・ツベローサム
渋い魅力を持った灌木メセン、メストクレマ・ツベローサム
渋い魅力を持った灌木メセン、“メストクレマ・ツベローサム”です。
Aizoaceae Mestoklema
ハマミズナ科メストクレマ属
南アフリカ、ナミビア - 小カルー(Little Karoo)
メストクレマ・ツベローサムは春や秋の、日中は暖かく夜は涼しい季節に成長します。
成長期である春や秋は、直射日光のあたる明るく風通しの良い場所で管理します。
真夏や真冬は成長を止めますので、極端な暑さや寒さが避けられる場所で管理しましょう。
成長期の春と秋は土が完全に乾いてから水やりします。
メストクレマ・ツベローサムは乾燥に強く過湿に弱いため、排水の良い用土を使用したり、素焼き鉢に植え込むと良いかもしれません。
真夏は成長が鈍りますが月に数回、涼しい日の夕方に軽く水やりしましょう。
完全な休眠期である真夏は断水管理します。
成長を止めている時期に水やりすると腐敗しやすいので注意しましょう。
成長期に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
メストクレマ・ツベローサムは断水状態ではかなりの寒さに耐えることができます。
最低気温が0度以上の場合は戸外での越冬も可能です。
その際は完全に断水したうえで、直射日光によく当てて管理しましょう。
夏は蒸し暑さに気をつけ、棚上などの涼しい場所で管理しましょう。
ナミビアと南アフリカの内陸部国境付近に広がる小カルー(Little Karoo)と呼ばれる乾燥地帯が原産です。
標高600-800mほどの盆地に広がる低木林や、乾燥した草原地帯に自生しています。
種小名の 'tuberosum' は、“塊根のある、塊根状の”という意味があり、メストクレマ・ツベローサムの特徴である大きな塊根(幹)を指しています。
濃い赤茶色の表皮をもったコーデックスプランツで、大きく膨れた幹は自生地では40cmほどの高さにまで成長することもあるそう。
ツヤのある表皮はヒビ割れたようにいくつものシワが入り、ただならぬ風格さえ感じます。
幹の頂点付近からは細い枝を伸ばし、そこから細長い米粒のような形をした多肉質の葉を繁らせます。
長年作りこんだ盆栽のような渋い幹から小さな可愛らしい葉が繁るミスマッチな魅力がたまりません。
春から夏にかけては、オレンジや黄色の小さな花を咲かせます。
成長は非常に遅く、自生地では小さな株のうちは幹は地面に埋まっているそうです。
なお同属に 'Mestoklema arboriforme' (メストクレマ・アルボリフォルメ)という白花の種がいますが、花の色以外はほとんど似た見た目をしています。
ちなみにメストクレマ・ツベローサムは1981年と比較的近年になって新種登録されました。
多肉植物としては比較的大きいのに近年まで発見されなかったのは驚きですね。
【科・属】
Aizoaceae Mestoklema
ハマミズナ科メストクレマ属
【原産地】
南アフリカ、ナミビア - 小カルー(Little Karoo)
【置き場所】
メストクレマ・ツベローサムは春や秋の、日中は暖かく夜は涼しい季節に成長します。
成長期である春や秋は、直射日光のあたる明るく風通しの良い場所で管理します。
真夏や真冬は成長を止めますので、極端な暑さや寒さが避けられる場所で管理しましょう。
【水やり】
成長期の春と秋は土が完全に乾いてから水やりします。
メストクレマ・ツベローサムは乾燥に強く過湿に弱いため、排水の良い用土を使用したり、素焼き鉢に植え込むと良いかもしれません。
真夏は成長が鈍りますが月に数回、涼しい日の夕方に軽く水やりしましょう。
完全な休眠期である真夏は断水管理します。
成長を止めている時期に水やりすると腐敗しやすいので注意しましょう。
【肥料】
成長期に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
メストクレマ・ツベローサムは断水状態ではかなりの寒さに耐えることができます。
最低気温が0度以上の場合は戸外での越冬も可能です。
その際は完全に断水したうえで、直射日光によく当てて管理しましょう。
夏は蒸し暑さに気をつけ、棚上などの涼しい場所で管理しましょう。