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Avonia alstonii

うつぼ錦

Avonia alstonii うつぼ錦

スベリヒユ科の人気コーデックスプランツ、アボニア・アルストニー

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ベリヒユ科の人気コーデックスプランツ、“アボニア・アルストニー”です。


南アフリカとナミビアの国境を流れるオレンジ川、その北部一帯の乾燥地帯である大ナマクアランド(Great Namaqualand)が原産の塊根性多肉植物です。
半砂漠のような自生地では塊根のほとんどが地面に埋もれ、短い葉をわずかなに地表に出して自生しています。

種小名の 'alstonii' は、英国の植物学者 アーサー・ヒュー・ガーフィット・アルストン(Arthur Hugh Garfit Alston)の名前から取られました。
和名には“うつぼ錦”という謎の名前がついていますが、一体どのような意味があるのでしょうか、、、?

コマ状になった平べったい塊根から、銀色のサンゴのような葉を伸ばすとても魅力的な植物です。
銀色に輝くウロコのようなものに覆われた葉はとても不思議な質感で、その塊根からみっしりと生やす幻想的な姿はなんとも言えない魅力があります。

この蛇の抜け殻のような魚のウロコのようなものは托葉(たくよう)という、葉柄の付け根から生える対になった葉状片が発達したもので、本当の葉は托葉の下に隠れています。

アボニア・アルストニーはその不思議な株姿だけでなく、成長期の蕾と花も見逃せません。
初夏から夏にかけてヘビが鎌首をもたげたような形状の蕾を伸ばしますが、その奇妙な形からは想像できない、とても美しい花を咲かせます。

花の直径は2-3cmほどで、シルクのような上品な白い花を咲かせます。
花はとてもキレイなのですが、半日もたたずにしぼんでしまうため、なかなかお目にかかることができません。
しかも、だいたいが夕方あたりに満開となり、夜にはしぼんでしまうため、日中勤めている人は見逃していしまうことが多いのが悔しいところ。

蒸し暑さに弱いため、冬型の多肉植物として紹介されることもありますが、日本でいう春や秋ぐらいの気候を好みます。
また非常に成長が遅く、あるていどの大きさにまで育つと、年に数mm程度しか成長しません。

アルストニーの属するアボニア属(Avonia)は以前はアナカンプセロス属(Anacampseros)に含まれていたのですが、近年になって降雨量が少ない地域に自生するグループをアボニア属として分類し直したそうです。そのなごりか、今でも 'Anacampseros alstonii'(アナカンプセロス・アルストニー) として扱われることがあります。
また、以前は同属の 'Avonia quinaria'(アボニア・クイナリア:群蚕)の亜種として扱われていました。

以前は気難しい性質と、その奇妙ながらも可愛らしい見た目でなかなか手に入らない貴重な存在だったのですが、近年は実生で増やされた小さな株が出回って少しは入手しやすくなりました。

なお、ピンク色の花を咲かせるタイプが“赤花アルストニー”として出回っていますが、それは基本種である 'Avonia quinaria'(アボニア・クイナリア:群蚕)のことです。
当サイトでも以前誤って紹介していましたが、花の色、大きさ(アルストニーの方が大きい)や托葉の形状などで区別されています。


【科・属】

Portulacaceae Avonia
スベリヒユ科アボニア属

【原産地】

ナミビア南部、南アフリカ - 大ナマクアランド(Great Namaqualand)

【置き場所】

アボニア・アルストニーの成長期は日中暖かく、夜間は涼しい春と秋です。
成長期である秋から春にかけては、日光のあたる明るい場所で管理しましょう。
基本的に日光を好みますが、照り返しのキツい場所や、長時間西日が当たる場所は適度に遮光します。

気温の上がる夏は少し遮光をして、風通しの良い場所で管理します。
アボニア・アルストニーは蒸し暑さに弱いため、通風はとくに重要な要素です。

アボニア・アルストニーは春や秋の涼しい季節を好みますが、厳しい寒さには弱いため厳冬期は屋内に取り込んで越冬させます。

【水やり】

春と秋の成長期は土が完全に乾いてから水やりします。
水やりする際は、好天が続き湿度の低い日を狙って水やりしましょう。

日本では梅雨入りし、蒸し暑くなってきてからは水やりを控えめにします。
特に真夏の水やりは、風のある涼しい夜に行うなど、慎重に行いましょう。

また、小さな株ほど頻繁に水やりし、大きな株ほど水やりの間隔を明けるようにします。
水やりの仕方次第では大株の方が腐ってしまう事が多いようです。

晩秋を過ぎ寒さが厳しくなってきてから春までは断水気味に管理します。
冬季に水やりする際は、天気の良く気温が高い日が続く日にごく少量だけ水やりします。

アボニア・アルストニーは一般的に冬型(春や秋の涼しい季節に成長する)と言われていますが、夏も適度に水を与えた方が花付きが良くなるようです。
開花時期は主に夏ですが、以前暑い時期の水やりを辛くしたところと花付きが極端に悪くなってしまいました。
アルストニーをとても上手に育てているナーセリーの方に相談したところ、「夏でも潅水しないと蕾をつけない」とのこと。
試しに恐る恐る水やりしてみたところ、確かにたくさん蕾をつけました。

実生苗か現地球かによる違いもあるかもしれませんが、冬型といわれるアルストニーでもこのような事例もあります。
また、海外のフォーラムなどではアボニア・アルストニーは夏型として扱われている場合もあります。

この栽培方法はあくまでisla del pescadoでの栽培方法ですので、それぞの環境に合わせて工夫してみてください。
経験上、現地株は水やりは辛め、ナーセリーで実生で育てられた株は現地株よりは多めの水やりで調子良く育っています。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アボニア・アルストニーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには比較的強いほうです。
断水した状態ではある程度の寒さに耐えることはできますが、冬は暖かい環境で管理した方が安全です。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、夏は風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。