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Senecio saginatus

セネキオ・サギナータス

Senecio saginatus セネキオ・サギナータス

鳥の足跡にみえませんか

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ニークな見た目が特徴の多肉植物、“セネキオ・サギナータス”です。


アラビア半島の東端の国、オマーンのドファール行政区が主な原産として知られていましたが、アラビア半島の南西部やケニア、エチオピアの沿岸の一部の地域にも少数自生しています。
標高600-1,000mほどの砂岩で形成された丘の斜面や、岩棚の灌木の下などに自生しています。

亜種名の 'saginatus' は、ラテン語の 'sagīnō'(太った)+ '-atus'(形容詞化)で、“よく太った”という意味があります。

'Senecio mweroensis'(セネキオ・ムエロエンシス)の亜種とされるキク科の多肉植物で、ムエロエンシスの亜種はその他にも何種か存在します。

こん棒のような、紡錘形の茎をもった小型の植物で、高さ20cmほどの大きさにまで成長します。
ある程度の大きさに育つと茎の先端や基部から仔株を吹き、ボコボコと幹が連なったような見た目へと成長します。

むっちりと膨らんだ茎の表面は鳥の足跡のような、クモのような、、、不思議な模様で覆われています。
どことなく、日本古来の唐草模様を連想してしまいます。

地面の下には大きな塊根を形成するのが特徴で、塊根は時には地上部の茎をしのぐほどの大きさに成長します。
茎も塊根もよく膨らむため、亜種名の 'saginatus'=“よく太った”は、まさに“名は体を表す”ですね。
茎の先端付近には多肉質の小さく光沢のある葉っぱを少しだけ生やしますが、葉はいずれ脱落します。

秋の初めごろになると、茎の先端から長い花茎をを伸ばし、アザミのような濃いオレンジ色の花を咲かせます。
株の大きさに比べると花もそこそこの大きさがあり、なかなか見応えがあります。

セネキオ・サギナータスの欠点といえば、茎が取れやすいところです。
こん棒のような茎の形状からか、茎の基部は繋がっている面積が少なく、植え替えの際などにポロっと取れてしまいがちです。
幸いにも挿し木で増えるので、もし仔株が取れてしまった際は用土に挿して増やしてみましょう。


【科・属】

Compositae Senecio
キク科セネキオ属

【原産地】

オマーン、エチオピア、ケニア

【置き場所】

一年を通して日光のよく当たる明るい場所で管理します。
セネキオ・サギナータスは日光が強すぎると茎の表面が赤くなることがありますが、丈の詰まった丸い茎に育てるには日光は必須です。
日光が不足すると、茎は明るいエメラルド・グリーンになりますが、細長く徒長しやすくなります。

また、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

セネキオ・サギナータスは、はっきりとした休眠があまりないようですが、暖かい季節に旺盛に成長します。
成長期である春から秋にかけては、土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、春までは少量の水やりで管理します。
ただし、気温が低い環境では根腐れを起こすことがあるため、断水気味に管理しましょう。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

セネキオ・サギナータスは、砂漠気候の場所に自生する植物としては耐寒性は強いほうです。
断水気味に管理した場合は、一時的には5度程度までの低温に耐えることができますが、基本的には暖かい場所を好むため、冬も暖かい場所で管理しましょう。
休眠中はなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。