Lithops dorotheae C300
麗虹玉
赤い模様がとてもきれいに映えています。
変種が多いリトープスの中でも、この種は亜種、変種がありません。
薄黄色の体に、エンジ色の線模様がはいっているのが特徴です。葉っぱの割れ目は深く、まんまるぷりっとした形状に愛嬌があります。
学名の「dorotheae」は学者さんの娘にちなんで命名された名前のようです。
【科・属】
Aizoaceae Lithops
ハマミズナ科リトープス属
【原産地】
南アフリカ、ナミビア
大ナマクアランド カルー地帯
【置き場所】
夏は少し遮光をして、風通しの良い場所で管理します。
ただし、休眠期の夏でもあまり暗い場所だと徒長してしまいますのである程度の日光は必要です。
リトープスの成長期である秋から春にかけては、直射日光下で管理します。成長期はできるだけ長時間日光に当てましょう。また、風通しが悪い場合も徒長しやすくなります。
リトープスを育てる上で最も重要なの要素は日光と風です。
【水やり】
秋の初めの涼しくなり始めた頃から、寒さが厳しくなる12月ごろまでは成長期なので土が完全に乾き、しばらくしてからたっぷり水をあげます。目安としては2週間に一度から半月に一度ぐらいの間隔で潅水します。あまり潅水の頻度が多いと徒長や身割れを起こしてしまいます。
寒さの厳しい時期は休眠に入りますので、水は月に一度軽く与える程度で良いでしょう。春に球体の中から新しい葉が出て脱皮が始まってからは断水します。この時期に水を与えると2重脱皮を起こしやすくなりますので注意しましょう。梅雨から初秋までは小さい株を除き、完全に断水します。
【肥料】
成長期に数回、ごく薄めた液肥を与えます。
ハイポネックス等を用土に混ぜ込んでも良いでしょう。
【適温】
夏の暑さ、特に湿度の高い梅雨に弱いので、夏はなるべく風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
通風が見込めない場所では扇風機の風を弱く当てるのも効果があります。
秋から春までは、雪が積もるような厳冬地を除いて戸外でも育ちます。