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Monadenium spinescens

モナデニウム・スピネッセンス

Monadenium spinescens モナデニウム・スピネッセンス

華麗にして豪壮な印象をもったM.スピネッセンス

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々しい株姿が魅力のマイナー種、“モナデニウム・スピネッセンス”です。


タンザニア - モロゴロ州と、モザンビークの北方が原産です。
標高300-500mほどの落葉性の森林地帯の岩場などに自生しています。

種小名の 'spinescens' は、ラテン語で“トゲになりつつある”という意味があり、'spine'(トゲ)+ '-escens'(xxに近い、xxになりかけた)の合成語です。

トウダイグサ科の多肉植物としては比較的大きく育つ灌木状の植物で、3mほどの高さにまで成長します。

太い円錐状のトゲが幹や枝にびっしりと生えた荒々しい株姿が魅力です。
種小名は“トゲになりつつある”という意味ですが、“なりつつある”というよりは、トゲトゲそのものですね。

小さな株のうちは株元が膨らみ、まるでパキポディウムの幼株のようにも見えます。
成長するに従ってどんどんと縦に伸びモナデニウム・スピネッセンスらしい形へと成長していきます。

枝の先端からは多肉質のしっかりとした葉を伸ばし、成長期にはモリモリと葉が生えてきます。
葉はフチが波打った細長い船形をしており、葉脈がくっくりと現れた独特の美しい葉模様をしています。

花キリンのようなパキポディウムのような、、、他種の特徴をもった、なかなか興味深い種です。


【科・属】

Euphorbiaceae Monadenium
トウダイグサ科モナデニウム属

【原産地】

タンザニア - モロゴロ州、モザンビーク

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
あまりに日光が強い場所では焼けてしまう場合もあるので、その際は若干遮光します。その場合でも風通しは確保しましょう。

日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

モナデニウムはユーフォルビアの近縁種のため、ユーフォルビアと同様に根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

モナデニウム・スピネッセンスは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。