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Monadenium echinulatum

モナデニウム・エキヌラーツム

Monadenium echinulatum モナデニウム・エキヌラーツム

不思議な花が咲きました

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思議な花が魅力の塊根種、“モナデニウム・エキヌラーツム”です。


タンザニア南東部からザンビアにかけての標高400-1,500mまでの地域が原産で、主に落葉低木林の砂質土壌に自生しています。

種小名の 'echinulatum' は、“ハリネズミのような(トゲの多い)”という意味があります。
※echinos(ハリネズミ、トゲだらけの) + -atus(形容詞化)

硬くしっかりした塊根から茎を伸ばすコーデックスタイプのモナデニウムで、塊根は直径10cmほどの大きさにまで成長します。
倒卵形をした塊根は薄い茶色をしており、本来は地面の中に完全に埋まっています。

塊根から伸びた太く硬い茎からは、多肉質の葉を出します。
葉の表面は細かい微毛で覆われているのですが、種小名の“トゲだらけの”という意味はこの特徴から命名されたのでしょうか、、、?

モナデニウム・エキヌラーツムの魅力は、何といっても花にあります。
小さく地味な花を咲かせることの多いトウダイグサ科の多肉植物の中でも、派手で面白い形の花を咲かせます。
白と緑が入り混じったような、不気味ながらも愛嬌のある花を鈴なりに咲かせる様子はなかなか見応えがあります。

また、モナデニウム・エキヌラーツムは産地によって花の形状や色が異なるようなので、バリエーションを集めてみるのも面白いかも知れません。


【科・属】

Euphorbiaceae Monadenium
トウダイグサ科モナデニウム属

【原産地】

タンザニア、ザンビア

【置き場所】

一年を通して日光のあたる明るい場所で管理します。

モナデニウム・エキヌラーツムは日光が不足した場合、茎が徒長したり、花付きが悪くなるため注意が必要です。
また、風通しの悪い場所で管理するとカイガラムシ等の害虫が発生しやすくなります。

なるべく適度に日光のある、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、葉が枯れ落ちてから春までは断水気味に管理します。
モナデニウムはユーフォルビアの近縁種のため、ユーフォルビアと同様に根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい根の再生に時間がかかるようです。

休眠期の冬でも月に一度ぐらい土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防しましょう。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いているぐらいが良いでしょう。

【肥料】

成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

モナデニウム・エキヌラーツムは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中も適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。