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Euphorbia viguieri var. capuroniana

ユーフォルビア・カプロニアナ

Euphorbia viguieri var. capuroniana ユーフォルビア・カプロニアナ

豪快なトゲが特徴のユーフォルビア・カプロニアナ

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暴な見た目の柱状種、“ユーフォルビア・カプロニアナ”です。


マダガスカルの最北州、アンツィラナ州 - ディエゴ・スアレス(Diego Suarez)近郊が原産。
乾性林の石灰質土壌の岩の間や、木の根元などに自生しています。

変種名の 'capuroniana' は、マダガスカルの植物相研究に多大な貢献をしたフランスの植物学者、レネ・ポール・レイモンド・カプロン博士(Dr. René Paul Raymond Capuron)の名を取って命名されました。

“噴火竜”の名称で普及している柱状種、 'Euphorbia viguieri' の変種で、パッと見は基本種との違いが分かりません。

主な違いとして、ユーフォルビア・カプロニアナは基本種よりも大きく長いトゲをもっており、花の色がオレンジ色という点があげられます。
また背は低く胴太で、最大で40cmほどの高さにしかなりません(基本種のE.viguieriは最大1m超まで成長)

そして基本種は幹に比べてとても大きい葉を出しますが、変種のカプロニアナの葉はそれほど大きくならず、控えめの大きさの葉をしています。

良く似た見た目の同属の 'Euphorbia neohumbertii'(ユーフォルビア・ネオフンベルティー:噴炎竜)もそこそこ人気がありますが、さらに鋭いトゲをもった本種もおススメです


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

マダガスカル - アンツィラナ州 ディエゴ・スアレス(Diego Suarez)近郊

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。

ユーフォルビア・カプロニアナは日光が不足すると葉がだらしなく大きくなり、垂れ気味になります。
また幹も徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。

日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾ききる前に水やりをします。

水はやや控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。
水切れよりも与えすぎに注意しましょう。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・カプロニアナは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。