Euphorbia trichadenia
ユーフォルビア・トリカデニア
パステルカラーが美しい株
大型の塊根ユーフォルビア、“ユーフォルビア・トリカデニア”です。
Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属
南アフリカ - リンポポ州(旧トランスバール州)、クワズールナタール州
ジンバブエ、マラウィ
一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足すると花付きも悪くなり、腐ったり枯死しやすい軟弱な株となってしまいます。
ユーフォルビア・トリカデニアの塊根は本来地中に埋まっています。
小さな株や、塊根を早く太らせたい場合は地中に埋めて栽培するようにしましょう。
成長期は用土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。
葉が落ち始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。塊根系のユーフォルビアは葉が枯れたあとも水を与え続けると根腐れしていまうので注意しましょう。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
ユーフォルビア・トリカデニアは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
南アフリカ - リンポポ州(旧トランスバール州)からクワズールナタール州にかけてが主な原産地ですが、ジンバブエやマラウィの一部の地域でも確認されています。
砂利や砂礫の多い痩せた土壌の平原などに自生しています。
種小名の 'trichadenia' は、ギリシャ語の 'tricha' (毛、髭) + 'aden,adenia'(腺)の合成語で、ユーフォルビア・トリカデニアの腺毛状の花から名づけられたようです。
一見するとアデニア属やイポメア属と見間違えてしまうような、大きくがっしりした塊根が最大の特徴。
ユーフォルビアらしからぬその大きな塊根は、成熟すると直径20cmほどの大きさにまで成長します。
このトックリ状の塊根がコーデックス好きににとってもたまらないユーフォルビアです。
塊根の先端からは、葉柄のない細長い槍先状の葉をパラパラと伸ばします。
また、多肉性のユーフォルビアとしては比較的大きな花を咲かせるところもユーフォルビア・トリカデニアの魅力の一つ。
決して大きく派手な花ではないですが、種小名どおり腺毛がみっしり生えた花はよく観察すると不思議な魅力溢れた造形をしています。
しかし花が咲いていないとイポメア属そのもののような見た目になるので、ついつい見間違えてしまいそうですね。
【科・属】
Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属
【原産地】
南アフリカ - リンポポ州(旧トランスバール州)、クワズールナタール州
ジンバブエ、マラウィ
【置き場所】
一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足すると花付きも悪くなり、腐ったり枯死しやすい軟弱な株となってしまいます。
ユーフォルビア・トリカデニアの塊根は本来地中に埋まっています。
小さな株や、塊根を早く太らせたい場合は地中に埋めて栽培するようにしましょう。
【水やり】
成長期は用土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。
葉が落ち始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。塊根系のユーフォルビアは葉が枯れたあとも水を与え続けると根腐れしていまうので注意しましょう。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
【肥料】
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
ユーフォルビア・トリカデニアは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。