Euphorbia primulifolia var. begardii
ユーフォルビア・ベガルディー
ぼたもちみたいなプリムリ
でっぷりした塊根で人気の 'Euphorbia primulifolia' の変種、“ユーフォルビア・ベガルディー”です。
Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属
マダガスカル - isalo地方
一年を通して直射日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足すると花付きも悪くなり、茎が徒長して軟弱な株になってしまいます。
ユーフォルビア・ベガルディーの塊根は本来地中に埋まっています。
小さな株や、塊根を早く太らせたい場合は地中に埋めて栽培するようにしましょう。
成長期は土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。
葉が落ち始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。塊根系のユーフォルビアは葉が枯れたあとも水を与え続けると根腐れしていまうので注意しましょう。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
ユーフォルビア・ベガルディーは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
マダガスカル南西部の高原地帯、isalo周辺が原産で、ごくわずかな範囲に3-4つの個体群が確認されているようです。
変種名である 'begardii' は、マダガスカルのチンバザザ動植物公園の庭師、Begard氏の名をとって命名されました。
ユーフォルビア・プリムリフォリアの赤花タイプとして紹介されることもあるのですが、染色体検査の結果からプリムリフォリアの変種として扱われているようです。
基本種のプリムリフォリアの純白の花に比べて、ピンク色がかった花をしており、繊細な色合いが特徴です。
葉の形状も基本種よりも丸くなり、葉のフチが赤く色づきます。
また、一部の情報によると塊根の大きさも基本種に比べてやや小型のようです。
以前は
'Euphorbia subapoda'(ユーフォルビア・スバポダ)として扱われていたようですが、塊根の形、花の色などから見分けることができそうです。
ちなみにベガルディーの自生地は大雨が降ると洪水の被害を大変受けやすい地域のようで、自生地でもだいぶ少なくなっているようです。
【科・属】
Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属
【原産地】
マダガスカル - isalo地方
【置き場所】
一年を通して直射日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足すると花付きも悪くなり、茎が徒長して軟弱な株になってしまいます。
ユーフォルビア・ベガルディーの塊根は本来地中に埋まっています。
小さな株や、塊根を早く太らせたい場合は地中に埋めて栽培するようにしましょう。
【水やり】
成長期は土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。
葉が落ち始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。塊根系のユーフォルビアは葉が枯れたあとも水を与え続けると根腐れしていまうので注意しましょう。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。
【肥料】
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
ユーフォルビア・ベガルディーは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。