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Euphorbia obesa

ユーフォルビア・オベサ f. 'カエスピトーサ'

Euphorbia obesa ユーフォルビア・オベサ f. 'カエスピトーサ'

ゴロゴロゴロ

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形ユーフォルビアの代表種、

'Euphorbia obesa'(ユーフォルビア・オベサ)の品種の一つ、“カエスピトーサ”です。

ユーフォルビア・オベサは南アフリカが原産ですが、カエスピトーサはおそらくオベサと何かの交雑種だろうといわれており、正確な出所は不明です。

品種名の 'caespitosa' はラテン語で“芝”を表す 'caespes' と、“○○に富んだ、○○に満ちた”を意味する '-osa' の合成語で、要約すると“群生した”(芝生のように群れて生えた)という意味があります。

基本種のユーフォルビア・オベサは通常単頭で成長しますが、カエスピトーサはその品種名どおり、株元から子株を吹き群生するのが大きな特徴です。

また紛らわしいのですが、オベサの別品種として 'Euphorbia obesa f. prolifera'(子吹きオベサ)という、球体の稜から直接子株を吹く品種もありますが、それとはまた異なります。

基本種のオベサ同様に成長はとても遅く、1年に一つか二つ子株を吹くかどうか、、、といった成長具合です。
紹介している株は一株しかなかった株を育て、やっと群生しはじめた状態。
大きく成長すると何十株という群生になり、直径20-30cmほどの大きさにまでなることもあるそうです。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

不明

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
球状のユーフォルビアは日光が不足した場合、頭頂部から徒長してしまい、丸い形を維持できなくなることもあるため注意が必要です。
オベサは他の球形ユーフォルビアに比べると、やや日光の少ない場所でも管理はできます。
いきなり暗い場所から明るい場所に移動すると簡単に肌が茶色く日焼けして元に戻らなくなってしまいます。日当たりの良い場所に移動する場合は徐々に太陽に慣らすようにしましょう。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。
オベサのような球形のユーフォルビアは体内に水をたくさん貯めることができる為、水やりは他のユーフォルビアより少なめにしましょう。
水切れよりも与えすぎに注意します。
また、球が大きい古株ほど水やりの間隔はあけるようにしましょう。小さな株よりも大きな株の方が突然腐ってしまうことがあります。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。

休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

球状のユーフォルビアは肥料をたくさん与えると大きくなりやすいのですが、いびつな形に育つことも多いので控えめに与えます。

なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

オベサの自生しているところは南アフリカでも冬はかなり寒くなる地方です。
断水し、日当たりの良い場所で管理した場合は0度ぐらいまでなら屋外で越冬できます。夏の暑さにも耐えることが可能ですが、その際は水は控えめにしましょう。