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Euphorbia labatii f. 'RedLeaf'

ユーフォルビア・ラバティー 'レッドリーフ'

Euphorbia labatii f. 'RedLeaf' ユーフォルビア・ラバティー 'レッドリーフ'

とても綺麗な赤葉をもったユーフォルビア・ラバティー 'レッドリーフ'

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葉が美しい小型塊根種、ユーフォルビア・ラバティー“レッドリーフ”です。


'Euphorbia labatii'(ユーフォルビア・ラバティー)の赤葉タイプです。

基本種のラバティー同様にマダガスカル中部 - アンカラナ特別保護区が原産です。

ラバティーの葉は細長く緑色をしていますが、この 'Red Leaf' はその名のとおり、濃厚な赤から紫色の葉色をしています。
まるで紅葉しているかのような色ですが、生育期である夏もずっとこの色なので紅葉しているわけではありません。

葉の形状にも 'Red Leaf' 特有の特徴があり、基本種に比べて丸く平らな形をしています。
葉の表面には独特のモザイク模様が入ります。
この怪しげな雰囲気がたまりませんね。

ユーフォルビア・ラバティー“レッドリーフ”の特徴を簡単に述べましたが、基本種との見た目は大きく異なります。
素人目には別種、もしくは亜種や変種のようにしか見えないのですが、、、

本種については情報量が少なく、どの部分で同一種種のタイプ違いとしたのか不明です。
今後、亜種や変種として分類し直されることも十分ありえますので、その際はまたお伝えします。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

マダガスカル - アンツィラナナ州南部アンカラナ特別保護区

【置き場所】

年間を通して適度に遮光した明るく風通しの良い場所で管理します。

塊根から枝を伸ばすタイプのユーフォルビアは、日光が不足した場合や、風通しが悪い場合に枝が細長く徒長してしまうため注意が必要です。
また、暗い場所で管理し続けると軟弱な株となり、塊根が腐ってしまうこともあります。

ただしユーフォルビア・ラバティー“レッドリーフ”は強い日光を嫌うため、寒冷紗を使ったり、日照時間を調整すると葉の色を美しく保つことができます。
葉の色や株の状態を見ながら、適切な明るさの下で管理しましょう。

日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期である気温の高い季節は用土が完全に乾ききる前に水やりをします。
成長期は水を好みますが、頻繁に水やりしすぎると枝が長く伸びすぎてしまうことがあるので注意しましょう。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

ちなみにマダガスカル島北西部は年間を通して適度に雨も降るため、完全な乾季がありません。
そのため、この一帯に自生する塊根性のユーフォルビアは植物の生理上、“休眠する”という概念自体がない場合があり、寒くなっても葉を落とさない場合があります。
葉を落とさないまま長期間断水すると徐々に塊根部分に貯めていた水分を使い果たし、塊根がヘコみ、最悪の場合はそのまま枯死することもあります。
もし寒くなってきても葉を落とす気配がない場合は、栽培温度を高めに保ち、少量の水やりを行うようにすると良い場合もあります。

【肥料】

塊根から枝を伸ばすタイプのユーフォルビアは、肥料を与えると枝が間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長はゆっくりになりますが、なるべく時間をかけて育てたほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・ラバティー“レッドリーフ”は寒さに非常に弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
葉を落とす気配がない場合は、ごく少量の水やりをする必要がありますので、高い気温を確保しましょう。
成長が鈍る寒い季節も適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。