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Euphorbia aureoviridiflora

ユーフォルビア・アウレオビリディフローラ

Euphorbia aureoviridiflora ユーフォルビア・アウレオビリディフローラ

ぐりんと捻れた幹

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しい小型の柱状種、“ユーフォルビア・アウレオビリディフローラ”です。


マダガスカル最北の州、アンツィラナナ州(Antsiranana)が原産で、石灰岩の岩床のような場所に自生しています。
大きくなっても高さ20cmほどの小型の柱状種で、1993年に新種として記載されまし。

とても言いにくい 'aureoviridiflora'(アウレオビリディフローラ) という種小名ですが、ラテン語の 'aurum'(黄金色) + 'viridis'(緑色) + 'flora'(花) を組み合わせたもので、まとめると“黄緑色の花の”という意味になります。

ユーフォルビア・アウレオビリディフローラはふっくらとした角ばった幹を持ち、その幹は少しねじれるように成長します。

種小名の通り、黄金色に輝く明るいレモンイエローの花を咲かせます。
深い緑をした葉の色とのコントラストが美しい種です。

同属の 'Euphorbia neohumbertii'(ユーフォルビア・ネオフンベルティー:噴煙竜)に似た見た目ですが、噴煙竜はその名のとおり真っ赤な花を咲かせるので、花が咲くと簡単に見分けられます。
以前はネオフンベルティーの変種とされていたこともあるようですね。

噴煙竜同様、体の割りに大きくてやや多肉質の葉を沢山生やし、成長期になると沢山の葉で幹が隠れてしまうほどになります。
また、株が大きくなってくると幹の途中から分枝して面白い姿に成長してくれます。

噴煙竜と一緒に並べて管理すれば、より観察が面白くなるかもしれません。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

マダガスカル北部 - アンツィラナナ州(Antsiranana)

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
ユーフォルビア・アウレオビリディフローラは日光が不足すると葉がだらしなく大きくなり、垂れ気味になります。
日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・アウレオビリディフローラは寒さに弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。