Raphionacme madiensis
ラフィオナクメ・マディエンシス
塊根ガガイモの一種、ラフィオナクメ・マディエンシス
饅頭のような見た目の小型塊根ガガイモ、“ラフィオナクメ・マディエンシス”です。
Asclepiadaceae Raphionacme
ガガイモ科ラフィオナクメ属
ケニア、タンザニア、ウガンダ
一年を通して日光のよくあたる場所で管理します。
ラフィオナクメ・マディエンシスは日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
ただし真夏の直射日光など、日光が強すぎる場合は葉や茎が萎びてしまうことがありますので、その際は若干遮光した環境で管理しましょう。
日光不足や、通風の悪い場所では腐りやすくなります。硬く締まった株に育てるためにも日当たりと通風は確保しましょう。
また、株が小さいうちは塊根を地面に完全に埋めて栽培したほうが成長が早くなります。
休眠明けの春は、芽吹きだしてから少しづつ水やりを開始します。
成長期である夏は、適度な日光・通風が確保できる場合は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
ラフィオナクメ・マディエンシスは一般的な塊根種と比べ寒さには比較的強いほうですが、日中はなるべく暖かい場所で管理し、長時間寒さに当てないように気をつけましょう。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
ケニア、タンザニア、ウガンダが主な原産地で、標高500-1,500mほどの半乾燥性のサバンナなどに自生しています。
種小名の 'madiensis' は、“マディの”という意味があり、標本株となった個体がウガンダ北部のマディ族がくらす地域で採取されたことに由来しています。
灰白色の塊根をもった小型種で、成熟した株でも15-20cmほどの大きさにまでしか成長しません。
他のラフィオナクメ属と同様に、他の塊根植物に比べて塊根の表面は白くて滑らかな質感をしています。思わずなでなでしたくなってしまいます。
塊根の頂点から伸びた細長い槍状の葉には薄緑色の葉脈がくっきりと入り、地味ながらもなかなかの美しさをしています。
ガガイモ科でもあるラフィオナクメの仲間は、小さいながらもなかなか面白い花を咲かせる種が多いのですが、ラフィオナクメ・マディエンシスもガガイモ科らしい星型の薄紫色の小さな花を咲かせます。
大型に育つ種も多いラフィオナクメの中でも比較的小型の本種はコンパクトで、少し変わったイモがほしい人にもお勧めです。
【科・属】
Asclepiadaceae Raphionacme
ガガイモ科ラフィオナクメ属
【原産地】
ケニア、タンザニア、ウガンダ
【置き場所】
一年を通して日光のよくあたる場所で管理します。
ラフィオナクメ・マディエンシスは日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
ただし真夏の直射日光など、日光が強すぎる場合は葉や茎が萎びてしまうことがありますので、その際は若干遮光した環境で管理しましょう。
日光不足や、通風の悪い場所では腐りやすくなります。硬く締まった株に育てるためにも日当たりと通風は確保しましょう。
また、株が小さいうちは塊根を地面に完全に埋めて栽培したほうが成長が早くなります。
【水やり】
休眠明けの春は、芽吹きだしてから少しづつ水やりを開始します。
成長期である夏は、適度な日光・通風が確保できる場合は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
ラフィオナクメ・マディエンシスは一般的な塊根種と比べ寒さには比較的強いほうですが、日中はなるべく暖かい場所で管理し、長時間寒さに当てないように気をつけましょう。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。