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Othonna hallii

オトンナ・ハリー

Othonna hallii オトンナ・ハリー

同属最小クラスの希少種、オトンナ・ハリー

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トンナ属の小型希少種、“オトンナ・ハリー”です。


南アフリカ - 西ケープ州のクーナケープ(Koekenaap)からバンラインスドルプ(Vanrhynsdorp)にかけてが原産。
この地域の狭い範囲内に5つほどの個体群が確認されており、石英砂が多く含まれた荒れ地に自生しています。

種小名の 'hallii' は、南アフリカのカーステンボッシュ国立植物園のガーデナーでもある多肉植物研究家、ハリー・ホール氏(Mr. Harry Hall)の名をとって命名されました。
多肉植物について沢山の功績を残した彼の名は多くの多肉植物の種小名に使われています。

キク科塊根植物オトンナ属の中でも最小の部類に入る超小型種で、成熟した株でも塊根の径は5cmほどの大きさにしか成長しません。
自生地では団子のような小さな塊根は地面に半分ほど埋まっています。

長いヘラのような形状をした葉を塊根から伸ばします。
葉はやや粉吹いたような美しい青磁色をしており、個体によっては葉柄の根元が濃い暗紫色に染まります。

成長期の盛りを過ぎたころ、塊根から長い花茎を伸ばし、黄色い小さな花を咲かせます。
オトンナ属は比較的長い花茎を伸ばす種が多いのですが、オトンナ・ハリーはその小さな体と比較してとても長く花茎を伸ばし25cmほどの高さになることもあります。
小さいが故に開花の時期だけは精一杯、花をアピールしているようです。

成長は極めて遅く年に数mmも成長しません。これも極地に自生する小型種故の宿命かもしれません。

オトンナ・ハリーの自生地は鉱物の産地として開発が進んでいるようで、絶滅の危機に瀕しているようです。
栽培スペースもとらず、凝縮した魅力溢れる本種を育てている方は大事に育ててあげましょう。


【科・属】

Compositae Othonna
キク科オトンナ属

【原産地】

南アフリカ - 西ケープ州 クーナケープ(Koekenaap)からバンラインスドルプ(Vanrhynsdorp)にかけて

【置き場所】

成長期である秋から春にかけては、直射日光のあたる明るい場所で管理します。
日光が不足すると枝や葉が徒長しやすくなります。

雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。

休眠期である夏は少し遮光をして、風通しの良い涼しい場所で管理します。

【水やり】

成長期の春と秋は土が完全に乾いてから水やりします。
その際は天気の良い日に水やりするようにしましょう。

オトンナ・ハリーは極度の乾燥地帯に自生しています。
徒長させないように水やりはやや辛めにしましょう。

春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は断水気味に管理します。

ただし休眠中も月に数回、霧吹きなどで株と用土と軽く湿らせると、細根の枯死が防げ、秋以降の立ち上がりが良くなる場合があります。
その場合は涼しい日の夜間にごく少量のみ水を与え、朝までにはほぼ乾いている程度にしましょう。


オトンナ・ハリーは涼しくなってくると徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので、水やりは少しづつ開始します。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

オトンナ・ハリーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。