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Momordica boivinii

モモルディカ・ボイビニー

Momordica boivinii モモルディカ・ボイビニー

コロンとした株

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リ科のマイナー塊根、“モモルディカ・ボイビニー”です。


東アフリカ沿岸の広い地域が原産で、北はエチオピア、南は南アフリカまでが分布しているコーデックスプランツ。
種小名の 'boivinii' は、19世紀に活躍したフランス人植物学者、“ルイ・イヤサント・ボイヴィン”(Louis Hyacinthe Boivin)の名をとって命名されました。

球形から長卵型の塊根をもった中型種で、アカシアの乾燥林やサバンナに自生しています。
塊根の表面はゴツゴツ、デコボコしており、いかにも野性味あふれる風貌をしています。
茶色い肌は多くの塊根植物に通ずるものがありますね。

塊根の頂点からは、多くのウリ科のコーデックスと同じく長いツルを伸ばします。
葉の形状は丸みを帯びたハート型をしており、同属の有名種 'Momordica rostrata'(モモルディカ・ロストラータ)とは葉の形状で容易に判別することが可能。
また、ある程度の大きさに成長するとキュウリに似た黄色い花を咲かせます。

独自の大きな特徴がないマイナー種ですが、ある意味標準的な特徴の塊根植物とも言えます。


【科・属】

Cucurbitaceae Momordica
ウリ科モモルディカ属

【原産地】

東アフリカ沿岸一帯

【置き場所】

モモルディカ・ボイビニーは基本的に明るい場所を好みますが、明るい日陰でも栽培することは可能です。
休眠から目覚め葉を展開し始める春は、日光のよく当たる場所で栽培し成長を促進させます。
真夏の直射日光下では葉や茎が焼けてしまう場合があります。適度に遮光した環境で栽培しましょう。
日差しが弱くなる秋から春にかけてはよく太陽にあてると耐寒性も増します。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
モモルディカ・ボイビニーは勢いよく成長している時期は、毎日水を与えても問題ありません。成長期間中は長期間断水しないように注意しましょう。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春に芽吹き出した際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

モモルディカ・ボイビニーは寒さに弱いため、冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。