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Impatiens mirabilis

インパチェンス・ミラビリス

Impatiens mirabilis インパチェンス・ミラビリス

ビッグサイズの花

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ズランのような花が特徴の“インパチェンス・ミラビリス”です。


タイ、マレーシアの熱帯地方が原産で、沿岸地方の岸壁にへばりつくように自生しています。
一般的に出回るのは20-30cmぐらいの株が多いのですが、自生地の古株は高さ2-3mの小さな木のようになることもあるそうです。

庭植えのガーデニングプランツとして有名なホウセンカと同じ仲間で、属名の 'Impatiens' はラテン語で“耐えられない”という意味があります。
これはホウセンカの結実した鞘を触ると、鞘が弾けて種子を飛ばすことから名づけられたようです。
また、種小名の 'mirabilis' は“不思議な、変わった”という意味があり、ラテン語の 'mirari'(驚く) が語源とのこと。

ツリフネソウ科の植物だけあり、ホウセンカにも似た丸い船を吊り下げたような花を咲かせます。ぶらんぶらんと株の割に立派な花です。
花の色は基本的に黄色が多いのですが、ピンクや白の花を咲かせるタイプもあります。紹介しているこの株はちょうど開花した白花タイプ。
熱帯地方に自生しているので、暑い季節になると楕円形のぎざぎざした鋸歯の葉っぱの根元からつぎつぎに蕾をつけ、花を長く楽しめる

若い株の塊根は水分の多い軟質ななめらかな肌をしていますが、古株になってくると表面がコルク質になり、象の皮膚のようにひび割れてきます。
ゴツゴツとした肌も魅力的です。


【科・属】

Balsaminaceae Impatiens
ツリフネソウ科ホウセンカ属

【原産地】

タイ、マレーシア

【置き場所】

インパチェンス・ミラビリスは明るい場所を好みます。
ただし、あまり日光が強すぎると葉が萎びてしまうことがあるため、若干遮光した環境で管理しましょう。
また、他の塊根植物に比べてある程度湿度のある環境を好みます。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
インパチェンス・ミラビリスは成長期は水を好むため、勢いよく成長している時期は常に水を与えても問題ありません。
成長期間中は長期間断水しないように注意しましょう。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで断水気味に管理します。
ただし、休眠期も長期間断水すると細根が枯れてしまい、株にダメージが残ってしまいます。
休眠期間中も月に数度、天気の良い暖かい日にごく少量の水やりをし、細根の枯死を防ぐようにしましょう。

春に芽吹き出した際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

インパチェンス・ミラビリスは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中は暖かい場所で管理し、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。