Ficus abutilifolia
フィカス・アブチリフォリア
イチジク属の盆栽コーデックス、フィカス・アブチリフォリア
イチジク属の盆栽コーデックス、“フィカス・アブチリフォリア”です。
Moraceae Ficus
クワ科フィカス属
ナイジェリア、カメルーン、セネガル、スーダン
一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
フィカス・アブチリフォリアの自生地は遮蔽物のない炎天下の過酷な乾燥地帯です。
日光が不足すると枝が徒長し、葉も張りがなくなってしまいます。
真夏の成長期は屋外で雨ざらしにしても問題ありません。
休眠明けの春は、新芽が展開し始めてから徐々に水やりを開始します。
成長期である夏は、直射日光の当たる場所では毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
ただし、ある程度の温度が保てる環境では1か月に1-2回、ごく少量の水やりをすると細根の枯死を防ぐことができ、翌春もスムースに目覚めさせることができます。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
熱帯アフリカに自生するフィカス・アブチリフォリアは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
ナイジェリア、カメルーン、セネガル、スーダンなどのアフリカ北部が原産のクワ科の半落葉樹で、成木は5mほどの高さに成長します。
自生地では岩だらけの山の山腹に自生しており、岩に張り付くように根を這わすように生えています。
種小名の 'abutilifolia' は、“Arbutusに似た葉の”という意味があり、葉の形状がイチゴノキ属(Arbutus)に似ているところに由来しているようです。
細かくささくれだったような樹皮と、もっちりと膨らんだ株元が特徴。
お饅頭のようにぽってりとしています。
成木は多肉植物というより木に近い見た目をしていますが、小さな株は根に近い幹の部分が肥大するため、盆栽的なコーデックスプランツとして栽培されています。
丸くハート型の葉をもっており、株の大きさに合わせて葉も大きく成長していきます。
葉や表皮を傷つけると、乳状の樹液(ラテックス)が出てくるのですが、この樹液は原産地では皮膚病の治療にも使われているそうです。
茎挿しで増やすこともできますが、その場合は塊根は形成されません。塊根植物として栽培したい場合は実生の株を育てるようにして下さい。
【科・属】
Moraceae Ficus
クワ科フィカス属
【原産地】
ナイジェリア、カメルーン、セネガル、スーダン
【置き場所】
一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
フィカス・アブチリフォリアの自生地は遮蔽物のない炎天下の過酷な乾燥地帯です。
日光が不足すると枝が徒長し、葉も張りがなくなってしまいます。
真夏の成長期は屋外で雨ざらしにしても問題ありません。
【水やり】
休眠明けの春は、新芽が展開し始めてから徐々に水やりを開始します。
成長期である夏は、直射日光の当たる場所では毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
ただし、ある程度の温度が保てる環境では1か月に1-2回、ごく少量の水やりをすると細根の枯死を防ぐことができ、翌春もスムースに目覚めさせることができます。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
熱帯アフリカに自生するフィカス・アブチリフォリアは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。