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Cyphostemma pachypus

キフォステンマ・パキプス

Cyphostemma pachypus キフォステンマ・パキプス

ぼてっと寝転んだ株

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型のブドウ科塊根植物、“キフォステンマ・パキプス”です。


マダガスカル北端に位置するアンカラナ特別保護区の峡谷が原産。
種小名の 'pachypus' は、ラテン語の 'pachus'(太い、ずんぐりした) + 'pous'(足) という単語の合成語です。

丸く扁平な塊根が特徴のブドウ科コーデックスで、直径40cmほどの大きさにまで成長します。
塊根の表面には細かいヒビ割れが入り、そのヒビは年数を経るごとに増えていき、古株になるほど貫禄ある姿になります。

成長期に入ると丸い塊根から長いツルをグングン伸ばし、数mの長さにまで伸びます。
葉にはギザギザとした深い切れ込みが入っており、まさにブドウ科の植物といった風情。

ケニア原産とされたこともあったそうですが、現在はケニアに分布する種は別種(Cyphostemma jiguu)として扱われています。


【科・属】

Vitaceae Cyphostemma
ブドウ科キフォステンマ属

【原産地】

マダガスカル - アンカラナ(Ankarana)

【置き場所】

一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
日光が不足するとツルから葉の生える間隔が広がり、だらしない姿になってしまいます。
また、塊根が腐敗しやすくもなりますので、硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

キフォステンマ・パキプスは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。