Commiphora guidottii
コンミフォラ・グイドッティー
むっちりした幹が魅力のコンミフォラ・グイドッティー
香木としても知られている有用植物、“コンミフォラ・グイドッティー”です。
Burseraceae Commiphora
カンラン科ミルラノキ属
エチオピア - ソマリ州オデガン(Ogaden)、ソマリア西部
年間を通して日光のよく当たる明るい場所で管理します。
コンミフォラ・グイドッティーは直射日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、細長い貧弱な株になってしまいます。
丈の詰まったずんぐりした株に育てるためにも風通しの良い場所で管理しましょう。
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
コンミフォラ・グイドッティーはあまり水やりの頻度が多すぎると細い枝が徒長しやすくなりますので、一般的な夏型コーデックスよりは控えめにしたほうが丈の詰まった良い株に育つ傾向があります。
秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
コンミフォラ・グイドッティーは寒さとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
また、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
エチオピア - ソマリ州のオデガン(Ogaden)と、ソマリア西部が原産。
標高300-1,200mの草木もまばらな乾燥した裸地や、小さな灌木が点在する草地などに自生しています。
種小名の 'guidottii' は、17世紀に活躍した自然科学者、トーマス・ギドット氏(Thomas Guidott)の名をとって命名されました。
成熟すると3-4mほどの大きさに育つカンラン科の低木です。
小さな株のうちはずんぐりとしたこん棒状の幹をしていて、ずんぐりむっちりしたその姿からコーデックスプランツとしても栽培されています。
樹皮は褐色がかった緑色をしており、成長とともに剥がれ落ちていきます。
また、太い幹からは短い枝を伸ばし、2-5枚ほどの長卵形の葉を展開します。
成長は極めて緩慢で、1mを超えるだけでも数十年の年月が必要と思われます。
ちなみに没薬(もつやく)の原料となる木としても有名で、古代からコンミフォラ・グイドッティーの樹液を香として焚いて様々な儀式に使われてきました。
没薬は英名では“ミルラ”(myrrh)と呼ばれており、コンミフォラ属も和名ではミルラノキ属という名が与えられています。
この樹液にはすぐれた殺菌作用が含まれており、古代エジプトのミイラ作りにも使われ、“ミイラ”の語源もミルラからきているのではないか?と言われているそうです。
古代から使用されてきた植物としてロマンを感じますね。
【科・属】
Burseraceae Commiphora
カンラン科ミルラノキ属
【原産地】
エチオピア - ソマリ州オデガン(Ogaden)、ソマリア西部
【置き場所】
年間を通して日光のよく当たる明るい場所で管理します。
コンミフォラ・グイドッティーは直射日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、細長い貧弱な株になってしまいます。
丈の詰まったずんぐりした株に育てるためにも風通しの良い場所で管理しましょう。
【水やり】
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
コンミフォラ・グイドッティーはあまり水やりの頻度が多すぎると細い枝が徒長しやすくなりますので、一般的な夏型コーデックスよりは控えめにしたほうが丈の詰まった良い株に育つ傾向があります。
秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
コンミフォラ・グイドッティーは寒さとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
また、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。