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Ceraria pygmaea

ケラリア・ピグマエア

Ceraria pygmaea ケラリア・ピグマエア

でっぷり構えた姿が魅力のケラリア・ピグマエア

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ンパクトな株姿が魅力の小型コーデックス、“ケラリア・ピグマエア”です。


南アフリカ - リフタスフェルト(Richtersveld)北方から、国境であるオレンジ川をまたいだナミビア - カラス州リューデリッツ(Lüderitz)にかけてが原産です。
岩の多い丘陵のスロープや、北側(南半球では北に日光がよく当たる)に面した峡谷の岩場などに自生しています。

種小名の 'pygmaea' は、ギリシャの伝説上に登場する小人族、ピュグマイオイ(Pygmaioi)≒ピグミー(Pygmy)に由来しており、動植物の種名として用いられる場合は主に“矮小な、小さな”という意味があります

涼しい季節に成長する冬型(春秋型)コーデックスとして絶大な人気を誇るスベリヒユ科の塊根植物です。
成熟した古株でも幹の直径は10cmほど、伸びた枝も含めても直径30cmほどの大きさにしか成長しません。

本種の魅力は小さいながらも完成された独特の株姿にあります。
ささくれ立った赤茶色の厚い表皮に包まれた幹はミニチュアの大木のようなずんぐりむっくりとした形状で、指でつまめるほどの小さな株でも古木感の漂う雰囲気を持っています。
その小さな幹に多肉質の丸い葉がみっしりと展開している様子は、コーデックスプランツの魅力を凝縮したかのような魅力に溢れています。

幹の上部からは太く短い枝を横に向かって伸ばし、そこから多肉質の小さな葉を展開します。
葉は球状から平べったい豆のような形状をしており、青緑色をした葉の表面はうっすらと粉吹いたような質感です。

ケラリア・ピグマエアは雌雄異株の植物で、花の色が雌雄で異なります。
株が大きくならないとめったに開花しませんが、雌株は薄いピンク色、雄株は緑がかった白色のとても小さな花を咲かせます。

元々がかなりの小型種であり、かつ極地に自生しているためか成長は極めて遅く、見応えのある大株に成長するには非常に長い年月が必要です。

ちなみに伸びた枝をカットして挿し木繁殖することは可能ですが、その際は大きな魅力の一つである太い幹は基本的には形成されません。
ボテっとした塊根に魅力を感じる人はぜひ実生株を手に入れましょう。

なお本種は1926年に発見されて以降、同じスベリヒユ科であるポーチュラカリア属(Portulacaria)とされていましたが、1996年に英国の植物学者であり多肉植物の専門家、ゴードン・ダグラス・ローリー博士(Dr. Gordon Douglas Rowley)によってケラリア属に再分類された経緯があります。


【科・属】

Portulacaceae Ceraria
スベリヒユ科ケラリア属

【原産地】

南アフリカ - リフタスフェルト(Richtersveld)から、ナミビア - カラス州リューデリッツ(Lüderitz)にかけて

【置き場所】

成長期である秋から春にかけては、日光のあたる明るい場所で管理します。

ケラリア・ピグマエアは日光が不足すると枝も徒長しやすく、葉も細長くなりがちです。
なるべく丸い形状の葉を維持するためにも日当たりと通風には気をつけましょう。

休眠期にあたる夏は適度に遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理してください。

【水やり】

ケラリア・ピグマエアは春や秋のような日中の気温が高く、夜間が涼しいくらいの季節によく成長します。
成長期は用土が完全に乾燥しきる前に水やりします。

乾きにくい用土や鉢をしている場合、もしくは用土の量が多い場合は水やりを控えめにしてください。
過度な水やりは根腐れを誘発します。
ケラリア・ピグマエアは乾燥には強いため、水切れよりも水やりのし過ぎに注意してください。

涼しい気候を好みますが厳冬期は成長が止まります。
厳冬期の水やりはやや控えめに行い、なるべく乾燥した気温の高い日を狙って水やりしてください。

春を過ぎ、気温が上がってくると成長が止まります。
ケラリア・ピグマエアは年間を通して落葉しないことが多いため、休眠に入ったことが分かりにくい場合があります。
成長が止まると葉がやや黄変したり、根が水をあまり吸わなくなるため皺が出てくるため、それを目印に水やり頻度や量を調節してください。

休眠中も月に数度、ごく少量の水やりをすると細根の枯死を防ぐことができ、休眠明けの立ち上がりがスムースになる場合があります。
ただし休眠中の水やりは根腐れを誘発するリスクも高いため、慎重に行ってください。

休眠中に水やりする際は、風のある涼しい日の夕方以降に用土を軽く湿らすか、株全体を軽くシリンジする程度にしましょう。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、緩効性の化成肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ケラリア・ピグマエアは春や秋のような日中の気温が高く、夜間が涼しいくらいの季節によく成長します。
涼しい気候を好みますが、厳しい寒さは嫌うため、厳冬期は暖かい場所で管理してください。

また蒸し暑さも嫌うため、夏は通風のある涼しい場所で管理して下さい。