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Aeollanthus subacaulis

アエオランサス・サバカウリス

Aeollanthus subacaulis アエオランサス・サバカウリス

ムカデっぽい葉っぱのアエオランサス・サバカウリス

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細な葉をもった塊根植物、“アエオランサス・サバカウリス”です。


タンザニア - ルクワ州のスンバワンガ(Sumbawanga)が主な原産地ですが、モザンビーク、ジンバブエの一部の地域でも確認されています。
標高900-2,200mの高山地帯に点在する草原や森林の、やや湿り気のある土壌に自生しています。

種小名の 'subacaulis' は、ラテン語で“ほとんど茎のない”という意味があり、'sub-'(弱い、)+ 'caulis'(茎)の合成語です。

塊根植物としては比較的珍しいシソ科のコーデックスプランツで、ケバだった表皮の塊根をもっています。
自生地では塊根は地面に埋まっており、地表には葉のみ展開しています。
塊根はケバだった茶色い表皮の武骨な印象です。

塊根の頂点付近からは、種小名にもあるように茎のない葉柄のみの不思議な葉の伸ばします。
地味な塊根と比較して、ふわふわとした葉はとても繊細な印象を持っています。

ある程度の大きさに成長すると、シソ科の植物らしい白みがかったピンクの円錐花序の花を咲かせます。

やや標高の高い地域に自生しているためか、暑さや乾燥に弱いところがあり、栽培は上級者向けのコーデックスです。


【科・属】

Labiatae Aeollanthus
シソ科アエオランサス属

【原産地】

タンザニア、モザンビーク、ジンバブエ

【置き場所】

年間をとおして日光のあたる明るく風通しの良い場所で管理します。
日光が不足すると葉が徒長したり、株が弱って腐ったり枯死することがあります。

また、高山地帯に自生するアエオランサス・サバカウリスは蒸し暑さを嫌うため風通しには注意しましょう。

【水やり】

春や秋の日中の気温がある程度高く、夜間は涼しい季節によく成長します。
成長期は用土が完全に乾燥しきる前に水やりします。

真夏は成長が鈍り、日中の暑い時間に水やりすると蒸れて調子を崩すことがあります。
真夏は夜間の涼しい時間帯に少なめに水やりしましょう。

気温が下がり、葉が枯れ始めてからは水やりを控えめにし、葉が落ちた後は断水気味に管理します。
ただしアエオランサス・サバカウリスは長期にわたる乾燥に弱いため、休眠中もごく少量の水やりをし、細根が枯れないように管理したほうが良い場合もあります。

【肥料】

成長期に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アエオランサス・サバカウリスは標高の高い地域に自生しているので、寒さには比較的強い方です。
ただし、寒さに当てる場合は日中の気温が高くなるように注意しましょう。
安全に越冬させたい場合は室内に取り込みます。

暖かい季節に成長する種ですが、蒸し暑さに弱いため、真夏の高温には注意し涼しい棚上などで管理しましょう。