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Adenium arabicum cv. 'BlackSkin'

アデニウム・アラビクム cv. “黒肌”

Adenium arabicum cv. 'BlackSkin' アデニウム・アラビクム cv. “黒肌”

赤黒く染まった肌が珍しい黒肌タイプ

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い黒肌の突然変異個体、アデニウム・アラビクム cv.“ブラックスキン”です。


塊根植物の人気種、'Adenium arabicum'(アデニウム・アラビクム)の実生から生まれた変異個体。
一般的なアラビクムは白やグレーに近い象牙色の表皮をしていますが、“ブラックスキン”はその名のとおり基本種に比べて浅黒い表皮が特徴です。
また私見ですが、通常よりもでっぷりと寸詰まりの体型になりやすい傾向があるように感じます。

アデニウム・アラビクムの品種改良が盛んなタイでは何百という園芸種が作出されていますが、この黒肌個体は国内で実生されたものから出たものです。
一応、親株は一般的なアラビクムとのことなのですが、遺伝的に黒肌になりやすい要素を持っていたのかも知れません。

アデニウムマニアでなくともコーデックスが好きな人には、この寸詰まりのフォルムはなんとも堪らない一株です。


【科・属】

Apocynaceae Adenium
キョウチクトウ科アデニウム属

【原産地】

園芸品種

【置き場所】

年間を通して日光のよくあたる場所で管理します。

アデニウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要な要素で、日光が不足すると幹や枝が徒長してしまい軟弱な株になってしまいます。
日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。

またアデニウムの栽培では風通しも重要です。
風通しの悪い場所ではカイガラムシ等の害虫や病気が発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。


【水やり】

新芽の展開が始まって以降の春から初秋にかけては用土が完全に乾燥する前にたっぷりと水やりします。
アデニウム・アラビクムは成長期は水を好むため、水切れしないよう注意してください。
初夏から初秋にかけては日光のよく当たる屋外で雨ざらしで育てるとガッチリした株に育ちます。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで断水気味に管理します。

休眠中の冬もある程度の温度や日光が確保できる環境の場合、月に数度ごく少量の水やりで細根の枯死を防ぐと翌春以降の立ち上がりが良くなります。
冬に水を与える場合は、暖かく天気の良い好天が続く日を狙い、午前中に用土をほんの少しだけ湿らす程度水やりし、気温が下がる夜にはほぼ乾いている程度にしましょう。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおくことも有効です。

【適温】

アデニウム・アラビクムは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。