Adenia stenodactyla
アデニア・ステノダクチラ
赤茶色の肌が特徴的です
アデニア属の塊根種、“アデニア・ステノダクチラ”です。
Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属
モザンビーク、ザンビア、タンザニア
一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足するとツルが徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
アデニア・ステノダクチラはもともとツルを長く伸ばす修正がありますが、直射日光が不足するとツルがさらにだらしなく伸びてしまい、葉の色も薄くなり軟弱な株になってしまいます。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。
休眠明けの春は、土が乾いてから天気の良い日に水やりをします。
成長期である夏は、直射日光の当たる場所では毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
アデニア・ステノダクチラは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
モザンビーク、ザンビア、タンザニア近辺のアフリカ大陸中東部が原産で、自生している場所によりいくつかのタイプが存在します。
主にアフリカ南部中央に位置するミオンボ森林地帯に自生するタイプと、より標高の高い岩山等に自生するタイプがあり、それぞれで塊根の質感や葉の形状などに若干の違いが見られます。
種小名の 'stenodactyla' の由来は、この植物だけが持っている 'stenodactylin'(ステノダクチリン) という植物成分からつけられたそう。
詳しくは分からないのですが、この“ステノダクチリン”は非常に有毒なたんぱく質のようです。間違っても葉や塊根を口にしてしまわないように気をつけましょう。
赤茶色のコルク質の肌が魅力なトケイソウ科のコーデックスで、成長期の夏になると塊根から旺盛に太いツルを伸ばし成長します。
高山タイプのほうが塊根が若干小さく、森林タイプでは成長すると塊根径φ20cmほどの大きさに成長するようです。
ちなみにこちらで紹介しているのは高山性のタイプ。
高山性タイプは森林性タイプに比べ、とても細い掌状の葉っぱをしています。また、見事な花を咲かせるトケイソウには遠く及ばないですが、小さく可愛らしい花をつけます。
まだ結実したことはないのですが、パッションフルーツの仲間だけありミニトマトのような真っ赤な小さい果実をつけます。是非とも見てみたいですね。
【科・属】
Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属
【原産地】
モザンビーク、ザンビア、タンザニア
【置き場所】
一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足するとツルが徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。
アデニア・ステノダクチラはもともとツルを長く伸ばす修正がありますが、直射日光が不足するとツルがさらにだらしなく伸びてしまい、葉の色も薄くなり軟弱な株になってしまいます。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。
【水やり】
休眠明けの春は、土が乾いてから天気の良い日に水やりをします。
成長期である夏は、直射日光の当たる場所では毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
アデニア・ステノダクチラは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。