Adenia ovata
アデニア・オバタ
たわわに果実が実ったアデニア・オバタ
小型の珍種トケイソウ科コーデックス、“アデニア・オバタ”です。
Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属
ザンビア - 北部州、カッパーベルト州
一年を通して明るい場所で管理します。
暗い場所で管理すると葉が徒長してしまい、アデニア・オバタ特有の美しいブロンズ色の葉色も楽しめません。
ただし真夏の直射日光や、西日などに長時間当てると葉が焼けてしまうこともあるので、その際は適度に遮光して管理しましょう。
また硬く締まったしっかりした株に育てるためにも、風通しの良い場所で管理しましょう。
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
初夏から初秋にかけては日光のよく当たる屋外で雨ざらしで育てるとガッチリした株に育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
アデニア・オバタは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
アフリカ大陸南央部の国 - ザンビアの北部州やカッパーベルト州が原産。
標高700m-1,500mほどのラテライトと呼ばれる赤土の土壌をもった低木林の中などに自生しています。
種小名の 'ovata' は、ラテン語で“卵形の”という意味があり、アデニア・オバタの葉の形状から名づけられたようです。
塊根から大きな葉を伸ばす小型のトケイソウ科植物で、塊根は10cmほどの大きさにしかならない小型種です。
塊根はまるでアンパンのように扁平な形をしている場合が多く、ゴツゴツとした表皮をしています。
塊根の頂点からは、種小名どおり卵形をした大きな葉を伸ばします。
葉は緑色をしていますが、日光によくあたると徐々に赤味を帯びたブロンズ色へと変化します。
元気な緑色も魅力的ですが、日光に当たった葉っぱもなかなか渋い風合いです。
多くのアデニア属は塊根からツルを伸ばしますが、アデニア・オバタはツルどころか茎すらほとんど伸ばさず、塊根からいきなり葉が生えてきます。
見落としがちなポイントですが、よく意識して見てみると、なかなか面白い株姿をしていますね。
また、アデニア属には珍しく雌雄同体の淡黄色をした小さな花を咲かせます。
小型種ゆえか成長はとても遅く、数年育てたぐらいでは目立った成長は感じられません。
ツルも伸ばさず場所もとらないので、栽培場所が狭い方にもお勧めのアデニアです。
【科・属】
Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属
【原産地】
ザンビア - 北部州、カッパーベルト州
【置き場所】
一年を通して明るい場所で管理します。
暗い場所で管理すると葉が徒長してしまい、アデニア・オバタ特有の美しいブロンズ色の葉色も楽しめません。
ただし真夏の直射日光や、西日などに長時間当てると葉が焼けてしまうこともあるので、その際は適度に遮光して管理しましょう。
また硬く締まったしっかりした株に育てるためにも、風通しの良い場所で管理しましょう。
【水やり】
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
初夏から初秋にかけては日光のよく当たる屋外で雨ざらしで育てるとガッチリした株に育ちます。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
アデニア・オバタは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。