Tephrocactus dimorphus
鵞鳥和尚
子株がぽこっと
小型の球状テフロカクタス、“テフロカクタス・ジモルファス”です。
Cactaceae Tephrocactus
サボテン科テフロカクタス属
チリ、ペルー
テフロカクタス・ジモルファスは蒸し暑さに弱いので夏は少し遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
涼しくなり始めた秋から春にかけてはよく日のあたる場所で管理します。
日光に良く当てないと花芽が形成されないので、日当たりには注意します。
テフロカクタス・ジモルファスは蒸し暑さに弱いので、風が弱い日や湿度の高い梅雨時はは水やりを控えめにしましょう。
成長期である春から秋にかけては土が乾いたらたっぷりと水やりします。
寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
テフロカクタス・ジモルファスは花芽の形成にはある程度の乾燥した期間が必要なようなので、休眠中の水やりは細根が枯れない程度に最小限に控えます。
成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
テフロカクタス・ジモルファスはある程度の寒さに耐えることができますが、厳冬期は室内で管理した方が安全です。
高山性のサボテンなので、寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。
南米アンデスの国、チリ中央部からペルーにかけてが原産で、標高の低い地域から3,000m近い地域まで広く自生しています。
種小名の 'dimorphus' は、ラテン語で“二形の、二つの形状の”という意味があり、テフロカクタス・ジモルファスの不揃いな球体の形状を指しているようです。
球状の茎をいくつも重ねるように成長する小型のテフロカクタスの仲間ですが、種小名にもなったようにその形状は様々です。
基本的には楕円形の茎をしていますが、中にはかなり細長く育つもの、とても小さいままで成長が止まるものなど育ち方がバラバラです。
テフロカクタス・ジモルファスの茎は非常に取れやすく、せっかく球が増えてきても何かの拍子にポロッと取れてしまい、なかなか大きな群生株に育てるのはなかなか困難です。
茎の表面には細くまっすぐしたトゲが生えていますが、このトゲだけではなく刺座(アレオーレ)には“返し”についた非常に細かいトゲを持っています。
この目に見えないほどの大きさの小さなトゲは一度刺さるとなかなか抜けませせん。注意しましょう!
春になると濃いレモンイエローからオレンジ色の4cmほどの小さな花を咲かせます。
ところで和名には“鵞鳥和尚”(がちょうおしょう) という、意味のまったく分からない名前がつけられています。
学名や形状にも全く関係ないような気がするのですが、、、いったいどのような経緯でこの名が与えられたのでしょうか。。。?
ご存知の方はぜひ教えてください。
【科・属】
Cactaceae Tephrocactus
サボテン科テフロカクタス属
【原産地】
チリ、ペルー
【置き場所】
テフロカクタス・ジモルファスは蒸し暑さに弱いので夏は少し遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
涼しくなり始めた秋から春にかけてはよく日のあたる場所で管理します。
日光に良く当てないと花芽が形成されないので、日当たりには注意します。
【水やり】
テフロカクタス・ジモルファスは蒸し暑さに弱いので、風が弱い日や湿度の高い梅雨時はは水やりを控えめにしましょう。
成長期である春から秋にかけては土が乾いたらたっぷりと水やりします。
寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
テフロカクタス・ジモルファスは花芽の形成にはある程度の乾燥した期間が必要なようなので、休眠中の水やりは細根が枯れない程度に最小限に控えます。
【肥料】
成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
テフロカクタス・ジモルファスはある程度の寒さに耐えることができますが、厳冬期は室内で管理した方が安全です。
高山性のサボテンなので、寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。