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Puna bonnieae

プナ・ボンニエアエ

Puna bonnieae プナ・ボンニエアエ

ごろごろと玉がくっついていた姿が特徴の、プナ・ボンニエアエ

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ニークな見た目が愛らしい小型球形サボテン、“プナ・ボンニエアエ”です。


アルゼンチン北部 - カタマルカ州ティノガスタ地区の、標高2,000m前後に位置するロロ・ワシ(Loro Huasi)周辺が原産です。
現地は非常に乾燥した涼しい気候の場所で、岩だらけの砂質の土壌に自生しているようです。

種小名の 'bonnieae' は、このサボテンの発見者でもあるアメリカのボタニスト、ボニー・ブランコ氏(Bonnie Brunkow)の名をとって命名されました。

1997年に新種として登録された新しい種ですが、その面白い見た目からか、早くも多くの栽培家に愛されている人気種です。
小さく丸い球体には、多角形の模様のような稜があり、そのところどころに小さなトゲがへばりつくように生えています。
たいして鋭くもないトゲは防御力はとても低そうですね。

球体は同じ株でも様々の色合いをしており、青磁色や灰緑色など、球それぞれで表情が変わるところもプナ・ボンニエアエの面白い特徴の一つ。
そんな小さな球体がみっしりと群生する様子は、なんとも言えない魅力に溢れています。

自生地では地面にへばりつくように生えており、雨のほとんど降らない乾季になると乾燥や強烈な太陽から身を守るためか、地面の中にほとんど埋もれてしまうようです。
そんな習性や、生息域の狭さからか、近年まで発見されなかったのかも知れませんね。

春になると丸い球体と同じくらいの大きな蕾をつけ、桃色がかった白い大きな花を咲かせます。

とても魅力的なプナ・ボンニエアエですが、性質はやや気難しいところもあり、また成長もとても遅いので接ぎ木で育てられることが多いようです。
自根株もいったん根付いてしまえば、そこまで管理は難しくないので、ゆっくりと時間をかけて増えていく球体に一喜一憂しながら育ててみてください。


【科・属】

Cactaceae Puna
サボテン科プナ属

【原産地】

アルゼンチン - カタマルカ州ティノガスタ地区 ロロ・ワシ(Loro Huasi)

【置き場所】

プナ・ボンニエアエは標高の高い、乾燥した涼しい気候の地域に自生しています。
蒸し暑さに弱いので夏は適度に遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
空気の停滞した、空中湿度が高い場所では突然腐ってしまうことがあります。

成長期である秋から春にかけては、日光の適度にあたる明るい場所で管理します。
自生地では球体は半分ほど地中に埋もれ、かつ砂ほこりなどで自然と遮光された状態となっています。

あまり強い日光を長時間当てると、球体が焼けたり株が弱ってしまうことがあります。
寒冷紗を用いたり、日照時間を調節し、日光には適度に当てましょう。
ただし、日光が不足すると球体が細長く徒長することもあるため、注意が必要です。

また、プナ・ボンニエアエは冬に寒さに当てないと花芽が形成されないようなので、花が見たい方は冬はある程度の寒さに当てたほうが良いようです。

【水やり】

夏の蒸し暑さに弱いので夏は水やりを少量に控えます。
自根株のプナ・ボンニエアエは太い根をもっているので、ある程度の断水には耐えられます。
水切れよりも過湿に気をつけましょう。

成長期である秋と春は土が完全に乾いてからたっぷりと水やりします。

寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
成長を止めている時期も月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ水やりしましょう。

【肥料】

成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

プナ・ボンニエアエは南米の標高の高い場所に自生しているため、かなりの寒さに耐えることができます。
ただし寒さに当てる場合は乾燥気味に管理します。
気温の低い状態で用土が長期間湿っていると簡単に根腐れを起こします。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。