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Pterocactus tuberosus

黒竜

Pterocactus tuberosus 黒竜

入り乱れた塊根と枝

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色を放つ塊根サボテン、“プテロカクタス・ツベローサス”です。


アルゼンチン北部 - Salta(サルタ)から、パタゴニア地方の北部に渡って広範囲に自生しており、様々なタイプが存在します。
属名の 'PteroCactus' はラテン語の 'pteron'(羽、翼) + 'cactus'(サボテン) の合成語で、プロロカクタス属は種子を広範囲に拡散させるための羽毛状の器官をもっていることから命名されました。
また、種小名の 'tuberosus' は、“塊根のある、塊根状の”という意味があり、プテロカクタス・ツベローサスの特徴である大きな塊根に由来しています。

種小名どおりの大きな塊根と、細く長い枝が特徴の異色のサボテンで、和名では“黒竜”と呼ばれています。
塊根をどっしりした胴体、青黒くて長い枝を竜の首に見立てると、その和名にもうなづけるものがありますね。

アフリカ産の塊根植物にもまけない立派な塊根が魅力で、サボテンに興味のないコーデックスマニアにも訴えかける何かを持っているお気に入りのサボテンです。

塊根から四方八方に生えた、ムチのような枝には細かいトゲが生えており、その禍々しい姿は、サボテン界のメデューサヘッドと言えるのではないでしょうか。
外見とは裏腹に、この枝はとても柔らかく、すぐに塊根から取れやすいのが欠点。しかし、取れてしまった枝を挿し木して増やすこともできます。

春ごろになると、見た目に似つかわしくないクリームイエローの可愛らしい花を咲かせます。また、花を咲かせるためには冬の寒さによくあてないといけないという特徴もあります。

ほぼ同じ姿をしたものに、'Pterocactus kuntzei' という種がいますが、現在はプテロカクタス・ツベローサスのシノニム(同種異名)とされているようです。


【科・属】

Cactaceae Pterocactus
サボテン科プテロカクタス属

【原産地】

アルゼンチン - Salta(サルタ)からパタゴニア地方北部

【置き場所】

プテロカクタス・ツベローサスは蒸し暑さに弱いので夏は少し遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
特に挿し木されたばかりで細根しか出ていないような株は、根がしっかり張るまで遮光を強くし管理します。

涼しくなり始めた秋から春にかけてはよく日のあたる場所で管理します。
成長期に日光が不足すると花付きが悪くなり、塊根が腐りやすくなるので注意しましょう。
また、プテロカクタス・ツベローサスはある程度の寒さに当てないと花芽が形成されないようなので冬は極力屋外で管理しましょう。

【水やり】

夏の蒸し暑さに弱いので夏は水やりを控えめにしましょう。
成長期である秋と春は土が完全に乾いてから水やりします。
蒸れると塊根が腐りやすいので水のやりすぎには注意しましょう。

寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
プテロカクタスの仲間は用土を長時間乾燥させると細根が枯れ、株がダメージを受けてしまいます。
そのため成長を止めている時期も月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ潅水しましょう。

【肥料】

成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

プテロカクタス・ツベローサスは塊根が形成された株になるとかなりの寒さに耐えます。
むしろ冬に寒さに当てないと花芽が形成されないようなので注意しましょう。
挿し木され、まだ塊根が形成されていない株は寒さにとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。