Pterocactus hickenii
怒黄竜
一見毒々しいサボテン
小型の球状サボテン、“プテロカクタス・ヒッケニー”です。
Cactaceae Pterocactus
サボテン科プテロカクタス属
アルゼンチン - チュブ州(Chubut)、サンタクルス州(Santa Cruz)
プテロカクタス・ヒッケニーは蒸し暑さに弱いので夏は少し遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
涼しくなり始めた秋から春にかけてはよく日のあたる場所で管理します。
成長期に日光が不足すると花付きが悪くなり徒長しやすくなるので注意しましょう。
また、プテロカクタス・ヒッケニーはある程度の寒さに当てないと花芽が形成されないようなので冬は極力屋外で管理しましょう。
夏の蒸し暑さに弱いので夏は水やりを控えめにしましょう。
成長期である秋と春は土が完全に乾いてから水やりします。
寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
プテロカクタスの仲間は用土を長時間乾燥させると細根が枯れ、株がダメージを受けてしまいます。
そのため成長を止めている時期も月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ潅水しましょう。
成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
プテロカクタス・ヒッケニーは寒さに強いので、常に積雪しているような地域を除き、屋外で管理できます。その場合、雨がかからない日当たりの良い場所で管理します。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。
アルゼンチン南部 - チュブ州(Chubut)からサンタクルス州(Santa Cruz)にかけてが原産の小型サボテンです。
自生地では日当たりの良い小石だらけの平原や、低山の斜面に自生しています。
種小名の 'hickenii' は、このサボテンの発見者であるアルゼンチンの植物学者、“クリストバル・マリア・ヒッケン”(Cristóbal María Hicken) 教授に由来して命名されました。
マイナー種なのでほとんど流通していないのですが、昔は“怒黄竜”という勇ましい和名があったようです。
長卵型の丸っこい茎をもった小型のサボテンで、ボコボコと球体を芽吹きながら小さな群生を形成します。
青灰色の茎の表面は亀甲模様のように盛り上がっており、表面には細く白いトゲを生やしています。
トゲの根元の刺座(アレオーレ)には、ウチワサボテン類などが持つ芒刺(ぼうし)と呼ばれる非常に細く、釣り針のように「返し」のついたトゲが密集しており、このトゲは一度刺さるとなかなか抜けない上に、とても見えにくいのでこの手のサボテンを扱うときは皮手袋が必須です。
また、同属の 'PteroCactus tuberosus'(黒竜)ほどではないのですが、細く長居塊根を地面の下に形成するのも特徴。
春から夏にかけて新しい茎の頂点に薄い黄色で、ピンクの縁取りの丸っこくて可愛らしい花を咲かせます。
【科・属】
Cactaceae Pterocactus
サボテン科プテロカクタス属
【原産地】
アルゼンチン - チュブ州(Chubut)、サンタクルス州(Santa Cruz)
【置き場所】
プテロカクタス・ヒッケニーは蒸し暑さに弱いので夏は少し遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
涼しくなり始めた秋から春にかけてはよく日のあたる場所で管理します。
成長期に日光が不足すると花付きが悪くなり徒長しやすくなるので注意しましょう。
また、プテロカクタス・ヒッケニーはある程度の寒さに当てないと花芽が形成されないようなので冬は極力屋外で管理しましょう。
【水やり】
夏の蒸し暑さに弱いので夏は水やりを控えめにしましょう。
成長期である秋と春は土が完全に乾いてから水やりします。
寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
プテロカクタスの仲間は用土を長時間乾燥させると細根が枯れ、株がダメージを受けてしまいます。
そのため成長を止めている時期も月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ潅水しましょう。
【肥料】
成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
プテロカクタス・ヒッケニーは寒さに強いので、常に積雪しているような地域を除き、屋外で管理できます。その場合、雨がかからない日当たりの良い場所で管理します。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。