Eulychnia castanea f. 'spiralis'
ユーリキニア・カスタネア “スピラリス”
4頭伸びている古株
強烈な見た目を持ったモンストサボテン、ユーリキニア・カスタネア “スピラリス”です
Cactaceae eulychnia
サボテン科ユーリキニア属
チリ - パタゴニア地方(原種)
一年を通して明るい場所で管理します。
原種であるユーリキニア・カスタネアは日光を遮るものがない荒涼としたパタゴニア地方に自生していますが、本種は若干日焼けしやすいため、真夏の直射日光や西日などに注意し、適度に遮光した環境で管理しましょう。
また、原種自生地であるパタゴニア地方では常に強風が吹いているため、日本のジメジメした梅雨の蒸し暑さは苦手のようです。
蒸した環境に注意し、風通しの良い場所で管理しましょう。
成長期である春と秋は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
蒸れに若干弱いところがあるため、締めきった室内や温室内で水やりする際は涼しい夕方以降に水やりした方が安全かもしれません。
涼しくなるにつれ徐々に水やりを減らし、秋が深まった頃からは春までは断水気味に管理し、細根が枯れない程度にごく少量の水やりに控えます。
冬に水やりする場合は、月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ水やりしましょう。
成長期にごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
ユーリキニア・カスタネアは冬は非常に厳しい寒さになるパタゴニアに自生している為、寒さは問題ありません。
ですが、サボテンの綴化やモンスト個体は原種よりも弱いことが多いので、0度以下にならないよう管理すると良いようです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。
原種である 'Eulychnia castanea'(ユーリキニア・カスタネア)は、チリ南部のパタゴニア地方に自生している大型の柱状サボテンです。
ビッシリと鋭いトゲが生えたその見た目からか、かつては“恐怖閣”という恐ろしい和名で呼ばれていたこともあるようです。
“スピラリス”は、その原種から偶然発生したモンスト個体で、螺旋状に成長していくという、とても珍しい株姿をしています。
初めてこのサボテンを見たときは、我が目を疑ってしまう程の驚きがありました!
ムチムチした円盤の隙間からピンピンと生えたトゲ、、、ねじり飴のようにツイストしながらグルグルと上へと伸びる姿は、どのサボテンにもない非常にユニークな特徴を備えています。
奇妙・珍妙な見た目がウリのモンスト系サボテンは数ありますが、その中でも群を抜いた奇抜な姿をしています。
成長の仕方には複数パターンあるようで、螺旋状にねじれるように成長するタイプ、分厚い円盤を重ねるように伸びていくタイプ、ボコボコと波打つように成長するタイプ等、いくつかの成長パターンがあるのも本種の魅力の一つです。
また成長パターンが突然変わってしまうこともあります。
モンスト個体のためか、成長は非常に遅く、調子よく育っていても一年で2-3節ほどしか成長しません。
ほとんど出回ることもない種ですが、珍種好きの方にはお勧めの一種です。
【科・属】
Cactaceae eulychnia
サボテン科ユーリキニア属
【原産地】
チリ - パタゴニア地方(原種)
【置き場所】
一年を通して明るい場所で管理します。
原種であるユーリキニア・カスタネアは日光を遮るものがない荒涼としたパタゴニア地方に自生していますが、本種は若干日焼けしやすいため、真夏の直射日光や西日などに注意し、適度に遮光した環境で管理しましょう。
また、原種自生地であるパタゴニア地方では常に強風が吹いているため、日本のジメジメした梅雨の蒸し暑さは苦手のようです。
蒸した環境に注意し、風通しの良い場所で管理しましょう。
【水やり】
成長期である春と秋は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
蒸れに若干弱いところがあるため、締めきった室内や温室内で水やりする際は涼しい夕方以降に水やりした方が安全かもしれません。
涼しくなるにつれ徐々に水やりを減らし、秋が深まった頃からは春までは断水気味に管理し、細根が枯れない程度にごく少量の水やりに控えます。
冬に水やりする場合は、月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ水やりしましょう。
【肥料】
成長期にごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
ユーリキニア・カスタネアは冬は非常に厳しい寒さになるパタゴニアに自生している為、寒さは問題ありません。
ですが、サボテンの綴化やモンスト個体は原種よりも弱いことが多いので、0度以下にならないよう管理すると良いようです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。