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Cintia knizei

恵毛丸

Cintia knizei 恵毛丸

ある朝パッと咲きました

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ニークな姿が可愛らしい小型の高山性サボテン、“シンチア・クニゼイ”です。


南米ボリビア - 中央南部に位置するチュキサカ県のパドコジョ(Padcoyo)近辺からポトシ県の一部の地域が原産です。
標高3,000-4,000mという高地の、山岳地帯に点在する乾燥した草原に自生しています。

属名の 'Cintia' は、最初の標本株となる個体が採取されたポトシ県の町、ノル・シンチ(Nor Cinti)に由来しています。
種小名の 'Knize' は、この植物を発見したチェコ人プラントハンター、カーレル・ナイズ氏(Karel Knize)の名をとって命名されたました。

ボコボコとしたトウモロコシのような稜を持った小型のサボテンで、1996年に新種として記載されたサボテン界のニューフェイスです。
自生地では土の中に埋まるように生えており、地表にわずかだけ天辺を出しているそうです。

平べったい頭の円筒状の小さな幹はせいぜい3-4cmほどの大きさにしか成長せず、ある程度の大きさになると仔株を吹いて群生していきます。
オリーブグリーンのツヤのある表皮をしており、成長点付近のアレオーレ(刺座)からはわずかな綿毛と、ごく小さなトゲを出します。

株元は年月を経るにつれ、コルクのような質感へと変化します。
また、小さな球体に比べてとても大きな塊根をも持っているので、植え替えのたびにビックリします。

また春先になると、黄色い小さな花を咲かせます。

成長は非常に遅く、仔吹き出すまでは長い年月が必要です。
そのため接ぎ木で育てられることも多いようです。

このサボテンが発見された当初は、'Cintia napina'(シンチア・ナピナ)という名が与えられましたが、正式に新種として記載される際に今の学名に変更されたようです。
種小名の 'napina'は、ラテン語で“カブに似た”という意味があり、シンチア・ナピナの鏑状の塊根に由来しているそうです。
今でも“シンチア・ナピナ”という名前で呼ばれることも多いのですが、同一種なので注意しましょう。

ちなみに“恵毛丸”という和名が与えられましたが、アレオーレの綿毛もそれほど多いわけではないのに、どうしてこのような名になったのでしょうか、、、?


【科・属】

Cactaceae Cintia
サボテン科シンチア属

【原産地】

ボリビア - チュキサカ県のパドコジョ(Padcoyo)近辺からポトシ県

【置き場所】

一年を通して、適度に遮光した明るい環境で管理します。
日光が強すぎると火傷したように表皮が焼けてしまうため注意しましょう。

シンチア・クニゼイはある程度の日陰にも耐えられますが、日光が不足すると軟弱な株になってしまいます。

シンチア・クニゼイは標高3,000mを超える場所に自生する高山性のサボテンのため、蒸し暑さが苦手です。
とくにコルク質の塊根は腐りやすいので風通しには注意し、風の通る涼しい棚上等で管理しましょう。

また冬にある程度寒さに当てないと花芽が形成されにくいらしいので、冬は適度に寒さに当てたほうが良いかもしれません。

【水やり】

成長期である秋と春は土が完全に乾いてから水やりします。

シンチア・ナピナの株元は、乾いたコルク質をしているためか、根腐れしやすいようです。
水のやりすぎや、水やり後の風通しには注意しましょう。

成長が止まる蒸し暑い夏は断水気味に管理し、たまに涼しい夕方に軽く水やりする程度にします。

また冷涼な気候を好みますが、寒さの厳しい厳冬期も水やりは控えめにします。
冬に水やりする際は天気の良い暖かい午前中にごく少しだけに控えましょう。

【肥料】

成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

シンチア・ナピナはボリビアの比較的寒い場所に自生している為、かなりの寒さに耐えます。
豪雪地を除いて屋外での越冬も可能です。

寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。