isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Ornithogalum unifoliatum

オーニソガラム・ユニフォリアツム

Ornithogalum unifoliatum オーニソガラム・ユニフォリアツム

棒状の葉が面白い小型ケープバルブ、オーニソガラム・ユニフォリアツム

Ornithogalum unifoliatum オーニソガラム・ユニフォリアツム image_1 Ornithogalum unifoliatum オーニソガラム・ユニフォリアツム image_2 Ornithogalum unifoliatum オーニソガラム・ユニフォリアツム image_3
状の葉が面白い小型ケープバルブ、“オーニソガラム・ユニフォリアツム”です。


南アフリカ - 北ケープ州ステインコフ(Steinkopf)のみが原産です。
標高500-750mの範囲の石英の小石や小さな岩が多く転がる平原に自生しています。

種小名の 'unifoliatum' は、ラテン語で“一枚の葉を持った”という意味があり、'uni-'(一つの、の接頭辞)+ 'foliatum'(葉をもった)の合成語です。

非常に小さな小型のユリ科(別分類ではキジカクシ科)球根植物です。
地中に埋まった球根は直径2-3cmほどの大きさで、小さなタマネギのような形状をしています。

種小名からも分かるとおり、球根一つにつき一枚だけ葉を展開します。
葉もとても小さく、長さは2-4cmほどにしかなりません。

多肉質の葉は棒状で、まるで地面から緑色の指が生えているようです。
青緑色をした葉の表面はうっすらと粉吹いているような質感です。

葉を展開し始める前になると、地中から細い花茎を伸ばし黄色い星型の花を咲かせます。

成長は遅く、なかなか球根は太りませんが、ある程度の大きさに育つと分球します。
球根が群生すると、地中から指のような葉が沢山出た面白い株姿となります。

なお、現在の分類では本種はアルブカ属(Albuca)に編入されています。
その分類の認識がもう少し浸透するまで、しばらくはオーニソガラム属として紹介します。


【科・属】

Liliaceae Ornithogalum
ユリ科(キジカクシ科)オーニソガラム属

【原産地】

南アフリカ - 北ケープ州ステインコフ(Steinkopf)

【置き場所】

成長期の秋から春にかけては日当たりと風通しの良い場所で管理します。
日光が不足したり、通風の悪い場所で管理するとオーニソガラム・ユニフォリアツムの特徴である葉が徒長してしまいます。

ただし、西日や照り返しの強い場所だと葉が焼けたり、球根が萎びることもありますので、その場合は日照時間を調整したり、寒冷紗などで適度に遮光しましょう。
特にオーニソガラム・ユニフォリアツムは球根が小さく、耐性が若干弱いため注意します。

本種のような小型の球根種は、球根を用土の中に完全に埋め、強い日差しと乾燥から保護してください。

休眠に入り、葉が枯れ始めた際には雨のかからない涼しい場所で夏越しさせます。
蒸し暑い場所だと球根に腐り入り、雑菌が繁殖してそのまま休眠から目覚めることなく枯れてしまうので注意しましょう。

【水やり】

涼しくなり、葉が展開し始めてから少しづつ水やりを開始します。
成長期である秋と春は、用土が完全に乾燥する前に水やりしましょう。
ただし頻繁に水やりしすぎると、葉が徒長して伸びやすくなります。

温かくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が枯れ始めた頃から秋まで断水気味に管理します。
体力のない小さな株は、休眠期も月に数度涼しい日の夕方などに、ごく少量の水を与えると枯死を防ぐことができます。

【肥料】

成長期の秋と春に薄めた液肥を与え、緩効性の化成肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

オーニソガラム・ユニフォリアツムは寒さには比較的強いほうですが、厳冬期は暖かい場所で管理したほうが安全です。
涼しい季節に成長する冬型種ですが、あまり寒いと葉が萎えてしまうことがあります。
また、休眠中の夏は風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。