AGAVACEAE
リュウゼツラン科
リュウゼツラン科(竜舌蘭科)は観葉植物や多肉植物としても人気のドラセナやユッカ、アガベなど約23の属と、600種超の種を含む常緑多年草の植物たちです。
一般家庭でもお馴染みのサンスベリアやトックリラン(≒ポニーテール)などの植物たちもこのグループに含まれます。
北アメリカやアフリカ、オセアニアに分布しているものが多く、日本にはリュウゼツラン科の植物は自生していません。
一般的には葉が多肉質で硬く、葉先が鋭く尖っている種が多いのが特徴です。
また乾燥に強い種が多く性質も極めて丈夫なため、観葉植物や庭木として、国内のみならず世界中で人気のあるグループです。
リュウゼツラン科の植物は大きく成長すると、成長点である葉の中心部から円錐花序の花を咲かせます。
多くの種に見られる剣状の葉の形状を竜の舌に見立て、蘭に似た白い花を咲かせる種が多いため、和名では“竜舌蘭”(リュウゼツラン)と命名されたようです。
ちなみにラン科とは何の関係もありません。
アガベなど一度開花すると株が枯れてしまうグループもありますが、一般的には寿命が長いのが特徴で、種によっては数千年の樹齢を持つ種もいます。
ただし寿命が長い種ほど成長が遅い傾向があり、種によっては一年で数cmしか成長しない場合もあります。
近年ではそのオーナメンタルな見た目や、暑さ・寒さ・乾燥などに耐えられる丈夫な性質から、庭木やランドスケープデザインの造園資材として利用されることが増えてきています。
isla del pescado では、珍しいリュウゼツラン科の珍種を中心に紹介していきます。
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- Beaucarnea gracilis
- ボーカルネア・グラキリス
- Calibanus hookeri
- カリバナス・フーケリー
- Dracaena cinnabari
- ドラセナ・シナバリ
- Dracaena serrulata
- ドラセナ・セルーラタ
- Yucca endlichiana
- ユッカ・エンドリッキアナ