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Sedum multiceps

小松緑

Sedum multiceps 小松緑

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ンケイソウ科の小型灌木植物、“セダム・ムルチセプス”です。


北アフリカのアルジェリア - カビリー地方(Kabylie)の地中海沿岸沿いが原産です。
標高1,000-1,500mほどの石灰岩質の丘陵の岩場に自生しています。

種小名の 'multiceps' は、ラテン語で“沢山の頭”という意味があり、 'multi'(複数の)+ 'ceps≒caput'(頭)の合成語です。
日本では“小松緑”という和名で親しまれています。

和名が表しているとおり、小さな松のような形状をした超小型の灌木セダムです。
大きく成長しても高さ15cmほどにしかなりません。

横に広がるように幹や枝を伸ばします。
表皮はザクザクと粗くケバ立っており、松や針葉樹を連想させる質感です。

枝の先端からは、柔らかい緑色をした多肉質な葉を伸ばします。
葉はボンボリのように密集して生え、緑のボールがポン、ポンと各枝についているようです。
この盆栽のような樹形・粗い表皮と、可愛らしい葉っぱのアンバランスさがたまりませんね。

ある程度の大きさに育たないと開花しませんが、開花には小さく黄色い花を咲かせます。

ちなみに英名では“ミニチュア・ジョシュア・ツリー”と呼ばれています。
ジョシュア・ツリーとはアメリカ南部の砂漠地帯に自生する 'Yucca brevifolia'(ユッカ・ブレビフォリア)のことです。
確かに似てなくはありませんが、日本人的にはどうしても盆栽の松を連想してしまいます。


【科・属】

Crassulaceae Sedum
ベンケイソウ科セダム属

【原産地】

アルジェリア - カビリー地方(Kabylie)

【置き場所】

セダム・ムルチセプスは日中暖かく、夜間は涼しくなる春や秋が成長期です。

成長期は適度に遮光した明るい場所で管理しましょう。
日光によく当てると葉がやや赤く染まります。ただし、日光が強すぎると葉が枯れこむこともありますので注意しましょう。
日光が不足すると枝が徒長したり、軟弱な株になってしまいます。

またセダム・ムルチセプスは通風を好むため、風通しの良い場所で管理しましょう。
特に真夏は棚上などの涼しい場所で管理します。

【水やり】

成長期の春や秋は、用土が乾き切る前に水やりします。

成長が止まる夏や厳冬期は水やりを控え、ごく少量だけ与えるようにしましょう。
ある程度の断水には耐えることができますが、水を長期間切ると細根が枯れ、再生に時間がかかります。
休眠中も最低限の水やりをすると良いかも知れません。

【肥料】

成長期にごく薄めた液肥を与えます。
自生地では岩場や砂地に生息しているため、用土に有機質は混ぜ込まない方が調子が良いようです。

【適温】

セダム・ムルチセプスはある程度の寒さには耐えられますが、5度を切るようになった頃からは室内で管理した方が安全です。
寒さよりも、とにかく夏の高温と蒸し暑さに気をつけましょう。