isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Crassula deceptor

稚児姿

Crassula deceptor 稚児姿

作り物のような肌です

Crassula deceptor 稚児姿 image_1 Crassula deceptor 稚児姿 image_2 Crassula deceptor 稚児姿 image_3 Crassula deceptor 稚児姿 image_4 Crassula deceptor 稚児姿 image_5
ラッスラらしからぬ奇怪な見た目が人気の小型種、“クラッスラ・デセプタ”です。


南アフリカ、ナミビアのナマクアランドが原産で、成長しても高さ10cmほどにしかならない小型種。
種小名の 'deceptor' はラテン語で“欺くもの”という意味があるのですが、自生地では何かに擬態しているのでしょうか。とても気になります。
自生地の写真を見ると、周りよりも白くて目立つ存在にも見えたのですが、、

灰色がかったむっちりした葉を交互に重ね合わせながら塔のように成長します。
葉の表面はプチプチしていて、まるでコンペイ糖や砂糖菓子のよう。色味もなんだか美味しそうです。そして綺麗な肌をしています。
産地による違いなのか、葉の形状にも若干のタイプ違いがあり、大きな葉を出すタイプや、葉のフチがピンクに染まるタイプもあります。

葉の質感はガッシリと硬く、うっすらとロウでコーティングがされているよう。自生地の強烈な太陽から身を守り、葉から水分の蒸散を防ぐためにこのような形状になったと考えられています。

ある程度の大きさになってくると、株元や茎の途中から分岐しはじめ、ますます奇怪な見た目になります。ゲームに登場しそうな姿。
クラッスラの中でもかなりの小型種で、成長はとても遅いデセプタ。紹介している株も約10年ほど栽培していますが、やっと4つに分かれ始めました。

長く栽培しても一向に大きくならないからか、“稚児姿”という和名がついています。学名よりもこの和名で呼ばれることが多いよう。
また、以前は 'Crassula deceptrix' というよく似た種もいましたが、シノニム(同種異名)として現在は 'Crassula deceptor' に統合されました。


【科・属】

Crassulaceae Crassula
ベンケイソウ科クラッスラ属

【原産地】

南アフリカ、ナミビア

【置き場所】

成長期である秋から春までは適度に遮光した明るい環境で管理します。
日光が弱いと、茎が徒長して葉の生える間隔がまばらになり、だらしない姿になります。
ただし、あまり日光が強い場合は葉や茎が焼けてしまう場合があります。
寒冷紗で遮光したり、日光にあたる時間を調節して適度な日差しに調節しましょう。

また風通しが悪い場合も背が高く伸びやすくなってしまいます。
クラッスラ・デセプタの特徴であるみっちりとした株姿を楽しむためにも適度な日光と通風は確保しましょう。

完全な冬型種であるクラッスラ・デセプタは高温と蒸し暑さに弱いので、夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
寒さが厳しくなる厳冬期は若干水やりを少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、涼しくなるまでは断水気味に管理します。

暑い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際はよく風のとおる涼しい夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

クラッスラ・デセプタは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。