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Crassula columnaris

麗人

Crassula columnaris 麗人

中に新しい葉っぱが

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ンケイソウ科の珍奇種、“クラッスラ・コルムナリス”です。


南アフリカ、レソト、スワジランドが原産で、直径4cmほどにしかならない超小型種です。
自生地では砂礫混じりの岩山の山腹や小さな丘陵にポツポツと点在するように自生しているそうです。
種小名の 'columnaris' はギリシャ語で“円柱状の”という意味。
和名には“麗人”という、なんとも気品溢れる名前がつけられており、この麗しい和名で呼ばれることの方が多いようです。

まるでリトープスが縦に重なったかのような外見をしていて、一見小さい玉状の植物のように見えますが、実際は平たい葉っぱが密に重なっています。
このムチムチと重なりながら成長する姿に魅力があります。
ダークグリーンをした葉っぱは太陽に長時間当たると、渋いエンジ色に変化し、また別の面白い姿を見せてくれます。

多肉植物は小さい種でも何十年と生きるものが多いのですが、クラッスラ・コルムナリスは3-7年ほど成長した後に(環境によって異なるようです)、オレンジ・ピンク・イエローと混ざり合ったとても派手な花を咲かせ、枯れてしまいます。とても残念!
アガベ等、花を咲かせた後に枯れてしまう種はありますが、ベンケイソウ科の植物としては比較的珍しい習性のようです。株の大きさに対してとても大きな花なので全てのエネルギーを使ってしまうのでしょう。

isla del pescado では株が大きくなってくると、花が咲く前に胴切りによって切り戻し、開花しないようにして管理しています。こうすればより長く生きられます。
とてもキレイで派手な花も見てみたいのですが、首尾よく他の株と交配して種を取る自信がまだないのでついつい安全策をとってしまいます。。

他のベンケイソウ科にはない丸っこい見た目と不思議な習性で魅力的なクラッスラ・コルムナリスですが、栽培は難しく、最近はあまり出回っていません。
見つけた時は是非大切に育ててあげて下さい。


【科・属】

Crassulaceae Crassula
ベンケイソウ科クラッスラ属

【原産地】

南アフリカ、レソト、スワジランド

【置き場所】

秋から春までは直射日光のよく当たる日当たりの良い場所で管理します。
真夏の直射日光など、強すぎる日光に長時間当てると葉が焼けてしまいますので(赤くなるだけなら問題なく、葉のフチが枯れ始めます)、太陽に当たる時間を調節したり他の植物の影になるような場所に置き、上手く調整しましょう。

ただし、日光が不足するとすぐに徒長し始めてしまい、密に重なった葉に隙間ができてしまいます。
また蒸し暑さにとても弱いので、湿度の高い風通しの悪い場所だと簡単に腐ってしまいます。
暑い季節は風通しにも十分注意しましょう。

夏越しが一番難しく、なかなか適切な管理をしてキレイに作るのが難しい種なので各自の環境に合わせて工夫してみてください。

【水やり】

成長期である秋と春は土が完全に乾いてから水やりします。
クラッスラ・コルムナリスは涼しい季節に成長する冬型種ですが、極端な寒さには弱いため真冬の水やりは控えめにし、天気の良い日に軽く水やりする程度にします。

梅雨入り直前の蒸し暑くなり始めたころから徐々に水を控え、夏は断水気味に管理します。
蒸し暑い季節に水やりすると簡単に腐ってしまいますので注意しましょう。
夏は細根の枯死を防ぐ程度の水やりにし、涼しい日の夕方にシリンジするか、軽く土を湿らす程度にしましょう。

【肥料】

成長期の秋と冬に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
クラッスラ・コルムナリスはあまり肥料が多すぎると徒長しやすくなりますので注意しましょう。

【適温】

クラッスラ・コルムナリスは冬型種のため寒さには強いほうですが、5度を切るようになった頃からは室内で管理した方が安全です。
寒さよりも、とにかく夏の高温と蒸し暑さに気をつけましょう。