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Adromischus cristatus var. clavifolius

赤棍棒

Adromischus cristatus var. clavifolius 赤棍棒

マスカラのような葉が面白いアドロミスクス・クラビフォリウス

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い葉が印象的な珍種、“アドロミスクス・クラビフォリウス”です。


南アフリカ - 東ケープ州東部のグラハムズタウンからイースト・ロンドンにかけてが原産です。
岩の多い平野部や、山岳地帯のスロープなどに自生しています。

変種名の 'clavifolius' は、ラテン語で“こん棒のような葉”という意味があり、アドロミスクス・クラビフォリウスの葉の特徴を表しています。
日本では“赤棍棒”という名でまれに出回っています。

'Adromischus cristatus'(アドロミスクス・クリスタータス:天章)の変種とされている小型種で、ぷりぷりの球状の葉ををたくさん生やしている姿がとても印象的なベンケイソウ科の植物です。

高度に発達した多肉質な葉は、まるでマラカスの様なオタマジャクシの様な形状をしていて、揺らすとゆらゆらプルプルと揺れます。
個体によっては葉の表面には赤い斑点模様が現れます。

大きな球状の葉にくらべて幹や枝は細いのですが、表皮からは赤いヒゲ状の毛が生えてきます。
和名の“赤こん棒”もここから名づけられたのでしょうか?

毛むくじゃらの幹と言えば、同属の 'Adromischus poellnitzianus'(アドロミスクス・ポエルニツィアヌス:神想曲)が有名ですが、神想曲は本種のシノニム(同種異名)とされることもあるようです。
姿・形からまったく異なるので素人目には別種にしか見えませんが。。。

ちなみに本種は英名では 'Indian club'(インディアン・クラブ) というらしいのですが、インディアン・クラブとはインド古来の木製巨大マラカスのようなトレーニング器具で、現地名は「コシティ」というそうです。
なんでも、かのアントニオ猪木の創設した新日本プロレスの道場でトレーニング器具として実際に使われており、そこから日本でも有名になったそうです。


【科・属】

Crassulaceae Adromischus
ベンケイソウ科アドロミスクス属

【原産地】

南アフリカ - 東ケープ州 グラハムズタウンからイースト・ロンドンにかけて

【置き場所】

アドロミスクス・クラビフォリウスは春と秋の涼しい季節に成長する冬型種です。
成長期である秋から春までは日光の当たる明るい場所で管理します。

日光が弱いと、クラビフォリウスの特徴である葉の美しい模様が薄くなってしまいます。
また成長期に日当たりが悪い場所で管理すると、株が軟弱になり葉がポロポロととれやすくなってしまいます。

休眠期である夏は、直射日光下では葉や茎が焼けてしまう場合があるので、適度に遮光した環境で管理しましょう。

蒸し暑さに弱いので、夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は土が乾いたらたっぷりと水やりします。

寒さが厳しくなる厳冬期は若干水やりを少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、涼しくなるまでは断水気味に管理します。

暑い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際は涼しい日の夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アドロミスクス・クラビフォリウスは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。