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Pachypodium rosulatum var. inopinatum

パキポディム・イノピナツム

Pachypodium rosulatum var. inopinatum パキポディム・イノピナツム

美白肌

Pachypodium rosulatum var. inopinatum パキポディム・イノピナツム image_1 Pachypodium rosulatum var. inopinatum パキポディム・イノピナツム image_2 Pachypodium rosulatum var. inopinatum パキポディム・イノピナツム image_3 Pachypodium rosulatum var. inopinatum パキポディム・イノピナツム image_4
山性の白花の希少種、“パキポディウム・イノピナツム”です。


マダガスカル - マハジャンガ州テロミタ(Telomita)近郊が原産です。
島を南北に走る中央高原、標高1,000-1,900mの花崗岩の岩山などに自生しています。

変種名の 'inopinatum' は、ラテン語で“意外な”という意味があります。
いったい何が意外だったのでしょうか、、、?

1993年にパキポディウムの仲間の中ではかなり近年になってから新種として記載された種で、クロム鉱を産する鉱山で発見されました。
多くの変種、亜種が確認されている'Pachypodium rosulatum'(パキポディウム・ロスラツム) の変種の一種とされています。

基本種であるパキポディウム・ロスラツムは黄色い花を咲かせますが、イノピナツムは白い花を咲かせるのが大きな特徴です。
またロスラツムに比べてイノピナツムの葉は幅が細く、濃い緑色をしています。

私見になりますが、他のパキポディウムにくらべて肌の色も白い個体が多い印象があります。
とても細い葉っぱに白い表皮、、、どことなく高貴な雰囲気をもったパキポディウムです。

いろいろな変種を持つ基本種のパキポディウム・ロスラツムはとても丈夫で育てやすいパキポディウムですが、イノピナツムは高山性のためか、若干気難しいところがあります。
また成長も遅く、なかなか成長してくれません。

ちなみに良く似た種に 'Pachypodium eburneum'(パキポディウム・エブレネウム)という種がいますが、こちらはトゲの長さや花の萼の形状に違いがあるため、別種として分類されています。


【科・属】

Apocynaceae Pachypodium
キョウチクトウ科パキポディウム属

【原産地】

マダガスカル - マハジャンガ州テロミタ(Telomita)

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
パキポディウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要です。
日光が不足すると幹や枝が徒長しやすくなり、日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。

パキポディウム・イノピナツムは標高の高い地域に自生しているため、蒸し暑さには若干弱いところがあります。
また、風通しの悪い場所ではカイガラムシが発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。

春になると葉や花芽が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

標高の高い地域に自生しているため、寒さには比較的強いほうです。
厳冬期も霜が降りない温暖な地域であれば、雨風を防いだ一日中日光の当たる場所なら無加温でも問題なく越冬します。
蒸し暑さに弱いところがあるため、夏は気温は高くても問題ありませんが、蒸れないように気をつけましょう。

葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。