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Pachypodium rosulatum var. gracilius

象牙宮

Pachypodium rosulatum var. gracilius 象牙宮

黄色い花が満開です

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キポディウム属の大人気種、“パキポディウム・グラキリウス”です。


マダガスカル南西部 - 国立公園で有名なイサロ(isalo)地方が原産です。
標高800-1,250mの山岳地帯の、もろい砂岩でできた岸壁や山の頂上付近に自生しています。

種小名の 'gracilius' は“細い葉の”という意味があり、、ラテン語の 'gracilis'(細い、薄い)+ 'folium'(葉)の合成語になります。
和名には“象牙宮”という言い得て妙な、素晴らしい名が与えられています。

'Pachypodium rosulatum'(パキポディウム・ロスラツム)の変種・亜種とされている中型種で、成熟した株は塊茎径50cm、株径1mほどの大きさに成長します。

最大の特徴はその丸く、ツボのようにふくらんだ塊根(塊茎)です。
基本種のロスラツムに比べ胴体がでっぷりと太り、なんともいえない愛嬌のある樹形に育ちます。
胴体の形状は株によって異なり、太いティアドロップ型のもの、丸い単球状のもの、四角い箱のように育つものなど様々です。

小株のうちは幹の表面にトゲをたくさん生やしていますが、大きくなるとトゲが少なくなり、ツヤのあるなめらかな木肌になっていきます。
“象牙宮”という和名はこの銀白色の表皮と、象のようなどっしりした姿から名づけられたのでしょうか?
パキポディウム・グラキリウスの特徴をよく表しています。

また種小名からも読み取れるとおり、基本種に比べて細長い槍先状の葉を生やします。
ダークグリーンをした葉の表面は、ごく僅かにうっすらとした微毛が生えています。

春先から初夏にかけては、長い花柄を伸ばし鮮やかなレモンイエローの花を咲かせます。
ユニークな樹形から可愛らしい花を咲かせる様子は、なんともいえない素晴らしい姿です。

標高の高い地域に自生しているためか、寒さにも比較的強く、性質も強健なので万人にお勧めできる優良種です。


【科・属】

Apocynaceae Pachypodium
キョウチクトウ科パキポディウム属

【原産地】

マダガスカル - イサロ(isalo)

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
パキポディウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要です。
日光が不足すると幹や枝が徒長しやすくなり、日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。

また、風通しの悪い場所ではカイガラムシが発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。

春になると葉や花芽が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

マダガスカル産のパキポディウムは寒さに弱いものが多いのですが、高所に自生するパキポディウム・グラキリウスは比較的低温に耐えることができます。
無加温の環境で管理する場合は、できるだけ長い日照時間を確保し、風や雨には当てないようにしましょう。
また、小さな株は暖かい場所で管理した方が安全に越冬できます。

パキポディウムの仲間は葉を落とした間の休眠期間中も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。